三浦峠越え 三浦〜十津川(小辺路)ー三浦峠

三浦峠から
三浦峠から

【日 時】2013年 5月 3日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】三浦峠(1080m)
【山 域】奈良
【ルート】 (7:25)三田谷橋--(8:30)吉村家跡--(9:05)三十丁の水--(10:05)三浦峠--
(10:55)出店跡--(12:10)矢倉観音堂--(13:25)川会神社--(15:25)十津川温泉
【所要時間】8時間00分
【メンバー 】二人


道の駅奥熊野古道本宮で車中泊。夜間それ程寒さは感じなかった。GWの後半の初めで車は少し多くなった。顔を洗って出発。十津川は果無越えの時と同じ場所に車をデポ。R168を北上。川津のトンネル手前の信号を左折。入って見ると意外と道は広い。川津大橋を渡り県道733を道なりに走らせる。五百瀬の三浦口では工事中で一旦下がってバス停に県道に戻る。駐車する場所が見付からず。道なりに進む。古道歩きらしいザックを背負った二人と行き交う。三田谷橋を渡ったところに広場がある。堺ナンバーの車と重機が停まっていた。ここに駐車して準備をしていると、同じく関西ナンバーの車が二台やってきた。男性2人女性1人のグループで今日から沢に入るとのこと。

準備を整え出発。明日の伯母子登山口を確認。宝くじの乗合バスが通過。三田橋を渡ると左の民家の中にトイレがある。私が利用している間,U氏が管理人の女性と談笑。クサソテツを知り合いの老人から貰って育種しているとのこと。腰抜田を右に見て五百瀬バス停を過ぎる。三浦口バス停でウロウロしていると男性がこっちの方と指示。民家の間を下りつり橋の船渡橋を渡る。二人の足並みが同期すると揺れが大きくなる。同期しないよう頼むがあまり効果なし。

渡ったところには今からがんばれの看板。民家の間の急坂になる。傍らにはシャガの白い花が咲いている。棚田には水が張られている。集落の一番上には大きな家があるが現在使われているのどろうか。植林帯の中の小石の混じる道になる。暫く登ると植林帯の中に大きな数株の古木が現れる。吉村家跡で防風林の杉との説明がある。

リスが前方を横切る。「ごみ捨てたらあカンで」「ごみはもってかえろう」などの五百瀬小学校の標識。左に山小屋あり。急坂を登って行くと崩壊したところがあり、遥か下まで見える。少し上ると「むりをしない」の五百瀬小標識の横に「水あります」の案内。三十丁の水が水桶に落ちている。BR>
暫く進むと右のルートは通行禁止の案内。迂回路になっている模様。傾斜が緩む。内部が中空になった気が倒れている。開けたところに出る。前方に大きな伐採地跡は展がる。山腹には林道が走っている。トラバースルートになり崩壊している個所もある。梯子が掛かっているところもある。背負子を担いだ単独の男性と行き交う。北側の視界が大きく展け伯母子の山々や五百瀬の集落を眺めながらの歩行となる。伐採地跡の上の林道に出たところが三浦峠。通行禁止区間は迂回路の下を通り伐採地の中のルートになっている。峠には林道が山稜の東西に走り東屋とトイレがあった。本日の登りはここまでであとは下り。暫し休憩タイム。

防護柵の間の細い道を下る。地蔵菩薩のある古矢倉跡は平坦に均した跡がある。少し急な坂を下ると出店跡。新道には下らず。ここからズーと下りになると考えていたが中々降りない。寧ろ所々登りになり不安になる。今西集落ビューポイントを確認しホッとする。五輪の塔は標識はあるが実物は。次ぎのビューポイントもハッキリしないが下り始めたので開けたところで昼食タイムとする。対面に見える山の上に塔が見えるが玉置山だろうか。

ドンドン下り、左に墓石。矢倉観音堂を左に見る。道なりに下ると舗装された林道に出る。下方には桐の紫の花が見える。林道の右上方にトイレがある。オガクズのバイオトイレになっており、スイッチを押すと攪拌機が周る仕組み。左折して山道に入り国道に合流。西中バス停に出る。川にはつり橋が掛っている。道端の畑のフキが大きい。

これから国道単調な歩きを覚悟する。暫く進むと神社があり車も数台停まり人で賑わっている。お祭りのようでこれから餅まきがあるとのこと。通り掛かりの者でも参加できると聞きザックを境内に置く。U氏はレジ袋を貰う。暫くして装束を着た神事を行った人が着替。この人も餅まきに参加。始まるまで十数分待つ。やがて餅まきが始まる。まき手は高齢者が多く遠くまで投げる力がない。前に陣取った人が有利になる。階段に登ってシャッターを切る。成果は紅白の餅ばかり。終了すると関係者がアッというまに幟をたたみ始めた。歩いていると拾えましたかと聞かれる。

一時間ほど歩いて疲れたので道端で休憩タイム。一昨日買った食料を何とか食べ切る。タンタンと永井・重里・西川を進む。大津越バス停から暫く行くと昴の郷に着く。温泉は16時まで。トンネルを潜る。つり橋では老人が孫の撮影に夢中になっている。上湯川に掛るつり橋は二人で渡るとよく揺れた。左折して少し登る。傍らの男性から今からかと声を掛けられる。車のところに戻る。

昴の郷の温泉時間を再確認。十津川の公衆浴場に浸る。浴場は狭く家庭の風呂といった感じ。熱いので水で薄めていたら元栓を締めてしまった。後続の人がぬるいと訴えていた。軽く汗を流して近くの雑貨屋に立ち寄る。ご飯ものは高くパンを買うことになる。R168から県道733に入る。伯母子登山口の空地に戻る。関西から来た沢に入った人の車はそのまま。夕飯は拾った餅とラーメンにするが、ストーブのガスが限界。本日はここで車中泊。


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