倶利迦羅岳〜転法輪岳〜阿須迦利岳〜誠証無漏岳〜涅槃岳〜行仙岳【奥駆道】


【日 時】2013年 5月25日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】倶利迦羅岳(1252m)・転法輪岳(1281m)・阿須迦利岳(1251m)・誠証無漏岳(1301m)・涅槃岳(1375m)・行仙岳(1227m)
【山 域】奈良
【ルート】 (5:25)白谷トンネル--(6:20)奥駆道--(7:40)倶利迦羅岳--(8:20)転法輪岳--
(8:40)平治の宿--(9:40)持経の宿--(10:15)阿須迦利岳--(10:45)誠証無漏岳--
(11:20)涅槃岳--(12:30)阿須迦利岳--(14:00)平治の宿--(15:00)倶利迦羅岳--
(16:30)行仙岳--(17:25)白谷トンネル
【所要時間】12時間00分
【メンバー 】単独


GWの南部奥駆の続きのトライ。家内の検診で医院に送り、その足で講義に向かう。図書で会う。16時前に大学を出る。家には17時着。慌てて荷造り。温泉に入ってスーパーで食料を調達して出発。美杉ルートを採るが夜間の狭い道は神経を遣う。東吉野経由で何とかR169に入る。北上山からR425に入る。12時過ぎに白谷トンネルの入口に到着。カメラを忘れたことに気付く。スペースに車を停めて仮眠に入る。ウトウトしていると車三台のグループがやって来た。ライトで私の車内を覗き込むように照す。声を発て五月蝿くテント張り出す。堪らず起きて反対側のスペースに移動。再度仮眠に入るが十分寝られず。

夜間、月は煌煌としていた。快晴。日の出は稜線の横から昇る。眠けマナコで起きる。パン・牛乳・缶コーヒーの朝食。あまり食欲がない。歯を磨く。対面のグループもチラホラ起出した。身支度を整え出発する。前夜確認しておいた登山口に移動。鉄の梯子を昇る。植林帯の中に入る。一気の登りとなる。鉄の梯子が幾つか続く。青い屋根の小屋がある。睡眠不足のせいか大汗になる。コンクリート柱がある。後ろから単独のペットボトルを片手にした男性が勢いよく追い越していく。幹が曲がった大木を通ると奥駆道に出る。行仙岳5分とあるが帰りに寄ることにして捲き道。捲き終わったところで先に追い越していった単独行が行仙岳から降りてきた。一服する。

この辺りから自然林になる。一気の急坂を下る。帰りの登り返しが心配になる。下り着いた平地が怒田宿跡。大峰台20行所の杭。傾斜が緩むが所々に顕著なピナクルがある。植林も所々混じる。徐々に登り始め一気の急坂になる。登り詰めたところが倶利迦羅岳。中八人山の山稜が見える。倶利迦羅岳は東のピークの方が高そうにみえるが、その間の鎖場を下る。中間のピークを越えた辺りで女性の単独行と行き交う。大きなザックで小柄だが伏目でシッカリした足取り。石楠花が鮮やか。緩やかに登ったピークが転法輪岳。大峰蛇之倉七尾山の標識。小休憩。

ユックリ下りになる。平治の宿が近くなったところで前方に動物。カモシカがいる。此方を確認するが動く様子はない。ザックから笛を取り出し鳴らしてみるが効果はない。仕方がないのでそのまま下っていく。十数mになったところで左の崖に飛び降りていった。青い屋根の平治の宿に着く。ドアノブは外からもロックできる。大峰の典型的な宿の様相。水場まで5分。池原集落へは平成25年3月〜26年3月まで通行不可。辺りは自然林となりシロヤシオやレンゲツツジ。登り返したピークが中又尾根の分岐。下っていくと祠と持経の大木がある。ワイヤーが張られているが枯れている様子。右に林道が現れ、のり面に黒ネット。林道に降り案内に従い持経の宿へ。水場まで林道を8?00m。

一気の登りになる。上方から小さなザックでトレーニングシューズの男性が走りながら駆け下りてくる。GWの玉置山でもトレイイルランの人を見た。喘登が続く。登り詰めたところが阿須迦利岳。誠証無漏岳まであと一息と思っていたが・・。一気の下りの後、きつい登り返し。単独行と行き交った後、朝追い越していった人と会う。般若岳まで行ってきたそうな。ピナクルを越え、やっとという気になるがまた一気の下り。次ぎのピークは左に捲き鎖場を越える。やや傾斜や緩みなんとか誠証無漏岳に到着。奥八人・中八人のルートが揚がっている。往路は11時台までと決めていたので先に進む。疎林帯を下る。陽射しが注ぐが風が吹きぬけ心地よい。鞍部から緩やかな斜面を登って行く。涅槃岳は自然林の中。釈迦方面へは左に曲がる。木の間から釈迦方面への稜線が感じられる。本日はここまで。昼食タイムとする。

来た道を戻る。食事を摂ったので少し落ち着いた感じ。帰路は勝手が判っているせいか、きついと予想していたところも通過できる。しかい阿須迦利岳までの2度の登り返しは流石にキツイ。持経の宿から平治の宿までは中又尾根があり意外に遠い。転法輪岳から倶利迦羅岳までは表示時間ほどは掛らない。倶利迦羅岳から一気に下る。怒田宿跡で残った食料を補給して最後の登り。木の階段の急坂を登る。アンテナ施設の建つ行仙岳から本日歩いてきた稜線を眺める。奥駆道と分れアンテナ維持道を下る。車のところに戻る。対面には奥に車が一台停まっている。

久しぶりの12時間の行動になった。翌日も笠捨山の予定で夕食を摂りそのまま車中泊とする。


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