笠捨山〜行仙岳【奥駆道】


【日 時】2013年 5月26日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】笠捨山(1375m)・行仙岳(1227m)
【山 域】奈良
【ルート】 (5:05)白谷トンネル--(6:15)奥駆道--(6:40)行仙小屋--(8:30)笠捨山--
(10:30)行仙小屋--(11:20)行仙岳--(12:20)白谷トンネル
【所要時間】7時間15分
【メンバー 】単独


前日は長く歩いたのか何時の間にか眠りに就いた。夜間は晴れいた。直接の月明かりはなかったが、透過光で明るかった。晴で日の出前に起きる。今日もパン・牛乳・缶コーヒーの朝食で食欲がない。歯を磨く。身支度を整え出発する。登山口に移動。鉄の梯子を昇る。植林帯の中に入る。鉄の梯子が幾つか。青い屋根の小屋。昨日と同じ登り。昨日より落ち着いているが、やはり汗になる。左の岩場に燭光が当たる。コンクリート柱から上方を見るとアンテナが見える。怒田宿辺りから法螺貝の音や騒がしい人声が聞こえる。幹が曲がった大木を通って奥駆道に出る。携帯に家内からのメール。返信するが電池少なし。一服する。

急坂を下る。南に山々が見えるが中層雲が展がる。笠捨山には薄い雲が掛っている。茶臼山に伸びる険しい稜線が見える。ユックリ下っていくと行仙小屋。20年前に来た事があるが、立派な大きな小屋になっていた。数人の人が慌しく小屋の掃除をしていた。休んでいきませんか、と声を掛けられる。佐田辻には浦向からのルートが上がっている。

下って登り返したところに送電塔がある。送電線が東西に走っている。左にから池を見る。少し登ったところに枯れた大木。大峰八大金剛童子。自然林の中にシロヤシオ・レンゲツツジ・シャクナゲが咲いているが、シロヤシオ・シャクナゲは早くも盛期を越えている。とうとう携帯の電池が切れる。一気の急坂になる。p1246手前で一服。

p1246を越える。しかし前方に壁のように見える坂が待っていた。空は晴れ上がり山頂の雲はスッカリ取れた。疎林帯になり林の中まで日が射す。息を整えながらユックリ登っていく。空が抜け傾斜が緩む。左に曲がり二枚の反射板に行く。蛇崩山へのルートを確かめる。前日の疲労もあり諦める。空は晴れ笠捨山からの景観も良くなった。景色を見ながら暫し休憩タイム。

来た道を戻る。食料を補給したので少し落ち着く。帰路は勝手が判っている。大木の手前で単独の男性と行き交う。彼の目的地は玉置山。話によると朝4時台に、40人の修験者と会ったが、彼らは前鬼までいくとのこと。くだん朝の出来事が解明。行仙小屋にはもう人はいなかった。修験者達のサポートの人達だったようだ。小屋のノートに「20年前のノートには「毎年大晦日に来てこの小屋で新年を迎える」との記述があったが、この方は現在も続けているか」と記入。分岐まで登り返す。鉄階段を登る。アンテナ施設の建つ行仙岳に辿り着く。今回の山旅はここで終了。昨日歩いた稜線を眺める。奥駆道と分れアンテナ維持道を下る。車のところに戻る。トンネル横の記念碑に自転車を置いて写真を撮っている二人の男性。颯爽と下っていった。

残った食料で昼飯とする。まだ12時台。ナビで帰りルート検索。ボタンが効かず候補選びが出来ない。かまわずそのまま走っているとR169に出るとルートが切り替わった。家に着き温泉に浸る。


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