塔ノ岳

塔ノ岳を望む
塔ノ岳を望む

【日 時】2013年 9月22日(日)
【天 候】
【山 名】塔ノ岳(1490m)
【山 域】神奈川
【ルート】 (6:30)ヤビツ峠--(8:15)ニノ塔--(8:35)三ノ塔--(10:30)新大日--
(11:20)塔ノ岳--(14:05)三ノ塔--(15:55)ヤビツ峠
【所要時間】9時間25分
【メンバー 】二人


ヤビツ峠の車中泊はひどかった。車が一台既に停まっていた。トイレもあり快適に寝れると思っていた。しかし眠りに入った頃から3〜4台の暴走車が現れ、ことさら爆音を発てて駐車場に出入りしていた。時にはライトで車の中を覗き込んだり、廻りを照らしていた。窓越しの近くで女の子の笑い声が聞こえた。家内は比較的よく寝ていたが、何回か起き出していた。朝方、白み出すと茶屋の車が来た。朝食を摂っていると、アッと言う間に駐車場は一杯になった。皆、準備宜しく直ぐに出発していった。私達も身支度を整え出発。

舗装した車道を下る。帰りは登り返しになるのでキツクなるだろう、と話ながら。早朝だが何台か車の往来がある。富士見橋には小さなスペースがありここに駐車する人もいる。菩提峠方面の道路も舗装されておりそちらに向かう車も多い。県道から左に曲がりその入口にトイレある。少し登ると表尾根2の標識がある。ここから植林帯に入り少し登ると菩提峠からの車道に出る。菩提峠から登る人が多い。植林帯の中の急坂になる。やや太めの男性が大きなザックで先方を登っている。ランナー紛いの人は走りながら追い越して行く。家族連れなど色々。一汗掻いたところで一服。

少し登るとベンチのある休憩所があった。林相が自然林に代わる。ジグザグに電光を切りながら登っていく。林が切れ開けたところに出ると直射日光が当たり暑い。振返ると大山が大きく見える。石ころの混じる道が続く。中高年の二人の男性がいいペース。再度、林の中に入りホッとする。傾斜が緩み二の塔に出る。ここからは三の塔が見える。木の階段を一気に下る。途中富士山が見えた。階段の登り返しとなる。

山頂の周りにはベンチが多く到着した人達が寛いでいる。三の塔からは塔の岳への稜線が一望となり、これからの行程の長さを感じる。山々の彼方に薄らと富士山が顔を出している。

三の塔の北端からは一気の下りになる。岩場には鎖場がある。帰りの登り返しが心配になる。比高差100m以上はあろうか。下り切ったキレットには木の橋が掛っている。緩やかな登り返しとなる。道端には大きなアザミのような花が咲いている。笹原に出て鳥尾山に到着。三角形の鳥尾山荘。遮るものがなく容赦無く太陽が照り付け暑い。

ここからは新大日を目指す。見掛けは平坦に思えたルートだがアップダウンが多い。行者岳に着く。「山内安全」の石碑。ここからは急な鎖場がある。両側が切れ込んだ橋を渡る。崩壊の進んだ急なガレ場を通過。朝出発していった隣の車の女性二人がバテ気味で休んでいる。木蔭のない石のゴロゴロする急坂をこなす。緑の新大日茶屋に到着。札掛からのルートと合する。ここまで来れば射程圏。日陰のベンチでチョット小憩。

ここからは自然林の中のなだらかな稜線漫歩となる。緩やかにダウンアップしたところに木ノ又小屋がある。朝追い越していった人達と次々に行き交う。下山者から鹿がいたとの情報。残念ながら発見できず。前方上方に塔ノ岳の小屋が見えてくる。疎林帯の中の急坂を詰めると山頂に出る。

富士山は見えなくなってしまった。丹沢の西側の主脈が一望となる。尊仏山荘の広場は人で溢れていた。正午前でまだまだ増える気配。碑の前で写真を撮る。丹沢の山々を眺めながら昼食タイム。

丹沢・蛭には行かず。正午前に下山に掛る。続々と登山者と行き交う。右手に相模湾・相模平野を眺めながら新大日。スタミナを心配していたが復路は全体に下っているので体力の消耗は少ない。下りになる。大山が大きく見える。先行者が足を引き摺っている。行者岳の鎖場は問題なく通過。この時間でもまだ登ってくる人が多い。子供連れの男性は軽快な足取り。鳥尾山荘で一服。三の塔への登りに備える。三の塔を眺めるとガレ場が多い。上部に達した登山者の息づかいが聞こえるよう。

緩やかに鞍部へ下る。石ころの混じる一気の登りになる。鎖場をこなし息を整える。道端のアザミのような花は刈られている。潅木の中の急坂が続く。開けた急坂を登り切ると三ノ塔の北端に着く。後続の二人も健脚の様子。ログハウスのベンチで一服。登ってきたルートを振返る。まだ富士山のシルエットが確認できる。

大きくダウンアップしてニノ塔へ。女性が来て後続の二人にルートを確認していた。ここからは一気の下りになる。開けたところからは大山が良く見える。自然林から植林帯へ。下方に車道が見える。菩薩峠の人が多い。さらに植林帯に入り県道に出る。ここからの車道の登りは左程ではなかったが、通行量は多くなった。車のところに戻る。車は半数以上か入れ替わっていた。

まずは温泉探し。県道を下り宮ヶ瀬湖に出る。湖畔に出店群があり温泉もあるようだがイマイチ。R413に出て西に走らせる。コンビニは人が多く弁当類は少ない。またコンビニはあるだろうと考えたがドンドン山奥に向かっているようだ。いやしの湯の案内を見掛けたので案内に従う。温泉施設は子供で溢れていたが、本日は行程も長かったのでユックリする。道の駅「道志」でストーブを炊きカップメンで夕食。この車中泊もひどかった。


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