奥駆路 本宮〜五大尊山

七越峰から
七越峰から

【日 時】2014年 5月 9日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】五大尊山(825m)・大黒天神岳(578m)・吹越山(325m)・七越峰(262m)
【山 域】和歌山
【ルート】 (6:00)本宮--(7:40)七越峰--(9:15)吹越山--(9:30)山在峠--(10:45)大黒天神岳--
(11:20)金剛多和宿--(13:00)五大尊山--(14:20)金剛多和宿--(15:40)下切原--
(17:00)本宮大社
【所要時間】11時間00分
【メンバー 】単独


奥駆南部は昨年は玉置山〜五大尊山を歩いた。以前、山在峠から五大尊山に登ったことはあるが、その南部が残っていた。この日も朝方、放射冷却で冷え込んだ。今日は5時頃起床。パン・牛乳・野菜ジュースの朝食を食べる。朝の散歩のお爺さんとは顔なじみになりつつある。身支度を整え出発。鳥居を見ながら大斎原を抜けトイレのある駐車場へ出る。R311沿いに進み、備崎橋を渡る。左に奥駆の案内図がある。茶色に舗装された歩道を進み橋の下通り熊野川沿いに進む。左手に昨日登った大日山が見える。備崎経塚群から急な登りになる。ピークに出て直ぐ下りになる。一旦車道に出てまた山道になる。七越峰は芝生の広場の中にある。緩やかな稜線を辿る尾根道になる。大きなザックの単独男性と行き交う。吹越峠〜吹越山辺りで眼下に大斎原を見る。河原の私の車も見える。今回の旅では本宮を色々な角度から見たことになる。右に曲がって吹越山。植林帯を暫く下ると山在峠。

ここから登ったのは10年以上前。おぼろげだが記憶が蘇る。宝篋印塔がある。少し登ると熊野川が望まれる。急坂になり植林帯から出ると直射日光が降り注ぐ。鉄塔があり送電線が南北に走る。ツツジが満開。180CMを越える身長の大きなザックを担いだ単独男性と行き交う。稜線に乗り右に曲がるところで稜線の鉄塔の下を通る。ツツジの咲く間を抜けると二等三角点の大黒天神岳に着く。玉置山から来たと言う二人の老年男性と行き交う。

植林帯の中を一気に下る。鞍部が金剛多和宿跡。広めの道が横切っている。ここからの登り返しはキツイ。電力会社の黄色い送電維持標識を見る。シャクナゲが満開に咲いているところでたまらず昼食タイムとする。木蔭の中を風が吹き抜け気持ちが良い。岩の混じる急峻な尾根道になる。木や根を掴みながら高度を稼ぐ。振り返ると大黒天神岳と同じくらいの高度になっている。飯を食ったので力は回復したが膝と腰に疲労を感じようになる。喘登の末、辿り着いたピークが五大尊山の南方で825mの最高地点。一気に下り登り返し瘠せ尾根を進んだところが第七靡。昨年来たところである。下の開けたところから東側の眺望が開ける。

来た道を辿り、南峰へ戻る。瘠せ尾根を下り金剛多和宿跡まで戻る。やれやれといった感じで山腹の水平道をユックリ進む。暫く進むと前方の斜面が大きく崩れている。桃色テープが上方に続いている。このテープを辿って迂回する。急坂で砂が混じりズルズル滑り易い。崩壊個所の縁辺にもテープはあるが近づかない方が良さそう。とにかくそのまま上に登り尾根に登ることにする。尾根に乗ると「玉置山行者宿跡⇔上切原」の標識が続く。どうやらこのルートの入口に気付かなかったようだ。暫く行くと一気の下りになり従来のルートに戻る。しかし、大雨の影響でルートが細く注意を要する個所が所々にある。R168と上切原の分岐がある。急な坂を下ると上切原に降りる。近くの家の人に下向橋を確認する。平坦な舗装道をタンタンと進む。何処かから牛の声が聞こえる。河原の牧場には20頭近くの牛が放たれていた。下向の橋の袂で最後の休憩を撮り飲料を飲み干す。橋を渡りR168。交通量が多く神経を遣う。

車のところに戻る。古道センターで新宮〜本宮間のバスの時刻表をゲット。コンビニで翌日の食料を調達。連続して10時間を越す行程になった。他の場所を探す気力もない。今日も川湯温泉に浸り、本宮の河原で車中泊。


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