大洞山・尼ヶ岳


尼ヶ岳から大洞山を望む
大洞山から尼ヶ岳を望む

【日 時】2014年 9月 9日(火)
【天 候】晴れ
【山 名】大洞山(1013m)・尼ヶ岳(957m)
【山 域】曽爾(奈良)
【ルート】 (10:25)倉骨峠--(11:35)尼ヶ岳--(13:10)倉骨峠--
(14:15)大洞山雄岳--(14:50)大洞山雌岳--(16:05)倉骨峠
【所要時間】5時間40分
【メンバー 】二人


家内のリハビリ登山から一週間経ってしまった。緩やかな稜線歩きの大洞・尼ヶ岳に出掛ける。雨模様の天気が続いていたが本日は快晴で涼しいとの予報。食料と飲料をザックに詰め込み出発。シイタケ屋の看板を見て右折。車が入っている様子で走行には問題ない。貯木場のカーブには軽トラが7〜8台ズラリと駐車。倉骨峠の下で準備中の車。台地に駐車。身支度を整えていると夫婦連れの車が揚ってきた。台地の下の「wood job!のラストシーンがここで撮影された」の看板は背が高くなった草叢に埋もれている。道路脇のウリハダカエデを家内に説明。下の車の人は先に大洞に向かうとのこと。

伊賀富士に向かう。左に林道を見ながら植林帯の中を進む。急な石段を下る。均整の取れた伊賀富士が木の間から見える。大タワで車道からのルートと出会う。植林帯の中の緩やかなアップダウン。この辺り東側が間伐され以前より明るく感じる。台地に駐車した夫婦が勢い良く追い越して行く。木の階段の急坂になる。彼らは左に曲がり東海自然道。家内はまだ少し不慣れ感の模様。登り切ったところで定番の休憩タイム。辺りはエゴノキの実が沢山。

尼が岳にはそのまま真っ直ぐに登る。巻道は良く踏まれ完全に山道になっている。日光が当るところは草の背が高い。急坂をジグを切りながら高度を稼ぐ。リョウブの木の説明をしながら木々の間をユックリ進む。休憩と取ったせいか家内の足取りも軽くなる。傾斜が緩み山頂の広場に出る。疎らな積雲が浮び遠望が利く。メナード青山や風車群、津の市街地、伊勢湾の海岸線が見える。北には名張市街。西は曽爾の山々の奥に高見山の三角形が大きく感じられる。マユミの実が少し赤みを帯び始めている。リョウブも尾状の実を着け、オオモミジは束になった翼果を付けている。山頂は私達のみでユックリ木蔭で寛ぐ。

山頂を後にする。麓からの大洞山の全景が望まれる。帰路は樹木を観察採取しながらユックリ往路を辿る。実が着いているウリハダカエデは少ない。エゴノキ・リョウブが多い。鹿が齧った樹皮は似ていることに気付く。東側の下方からチェンソーの音が聞こえる。家内の足取りも問題なさそうで大洞まで行くことにする。大タワには五裂葉のコシアブラの落葉。石段の登り返し。倉骨峠へ。車のドアの音。道中会わなかったが台地の夫婦が既に戻ってきたようだ。峠のベンチで昼食タイム。

下の車の夫婦が階段を降りて来た。採集樹木を車の下に置き大洞に向かう。植林帯に入る。キャンプ場の分岐から傾斜が増す。木の階段を登る。ひと登りして尾根に出る。自然林の中に岩が続く。登り切ったところに四の峰のプレートが掛かっている。緩く下ると右に平行して林道が走っている。大洞山まで20分の標識がある。ここからまた急坂になる。夫婦連れと行き交う。尾根道になる。林相が自然林に変わる。ブナの高木が幾つかある。一気の急坂になる。4〜5の角の実を着けたツノハシバミを見る。山頂の一角に出る。

日向に出ると直射日光が当たり暑い。葉裏が銀色のアキグミ。木陰で一休み。雌岳山頂の広場で伊賀富士をカメラに収める。雄岳に向かう。ホウノキには実がない。鞍部からの登り返しは木の階段が整備されている。マメナシが沢山実をつけている。雄岳山頂の三角点。先に進む。ベンチのから対面に倶留尊山・古光山がスッキリ見える。高見・三峰・修験業・栗の木・局・矢頭・堀坂・白猪が望まれる。

雄岳まで戻る。15時を過ぎてしまったので、樹木観察は程々にする。下山に掛る。遅い時間だが単独男性が登ってきた。鞍部から並行に走っている林道を下る。始めてのトライ。少し下ると道路脇に大型のオートバイがあった。暫く進むと道路が山麓から離れる。林道の様子が判らない。ここから山麓に取り付く。薄い踏み跡を辿る。放置された水筒がある。ヤブを避けながら山麓を辿ると本道に出る。そのまま林道を下っても問題なかったようだ。登山口の車のところに戻る。

少し長めのトレッキングだが家内のリハビリは問題なかったようだ。


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