櫃ヶ嶽(羊ヶ嶽)・雨石山・毘沙門山


櫃ヶ嶽(羊ヶ嶽)から
櫃ヶ嶽(羊ヶ嶽)から

【日 時】2014年 9月27日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】櫃ヶ嶽(羊ヶ嶽)(582m)・雨石山(611m)・毘沙門山(630m)
【山 域】丹波(京都・兵庫)
【ルート】 (8:10)宮代小倉中間谷--(8:50)小倉小野峠--(10:00)櫃ヶ嶽--(11:10)小倉小野峠--
(12:45)毘沙門山--(14:00)小倉小野峠--(14:35)宮代小倉中間谷
【所要時間】35分
【メンバー 】二人


来年の干支の山は「未(羊)」。例年前年に登って賀状に記すことにしている。「未(羊)」の山は少なく全国に4座しかない。今回は兵庫・京都の県境にある羊ヶ嶽(櫃ヶ嶽)。この山の案内書は少なく、前回十二年前の「山と渓谷」に掲載されていた記事を参考にする。標高も低いので簡単な山の部類に入ると考えていた。

前日は移動日で道の駅「瑞穂の里きさらぎ」で車中泊。朝起きてみると辺りは霧に包まれていた。駐車場の端に停まっていたが、大型車の集合場所のようでダンプが次々にやって来るので移動。霧も晴れ青空も見え出したところで出発。京都側からもルートがあり小野に行ってみるが、案内標識のようなものは全くない。兵庫側に回り福井の交差点を左折。川縁りは道路が陥没して工事中。小倉から宮代に入る。宮代の集落を抜ける。櫃ヶ嶽登山口の標識があるが、金網があり前に進めない。集落の中で駐車を検討するが、家内が反対。仕方がないので小倉と宮代の間にある谷に移動。道路脇に車を停め出発。

動物避けのため田圃や墓の周りにには金網の柵が設けられている。人は自分で閂を外して通行するようになっているようだ。林道側から門の開閉操作を確認。車も通れそうな幅だが豪雨の影響で所々抉れている。途中、見上げるとアケビの実が沢山なっている。二股に分かれるところがあるが案内図に従い、真直ぐに谷沿いを進む。この辺りから山道になる。テープを拾いながらルートを辿る。植林帯に入ると抉れたところに小石に混じる。汗が吹き出る。木の間から稜線が見えるようになる。小倉と小野を結ぶ峠に出る。小休憩。

ここからは薄い踏み跡とテープを拾いながらの一気の登りになる。植林帯から自然林になる。登り詰めたところが546p。ここからは緩やかな稜線歩きとなる。時々、京都側の山並みが見える。緩やかに赤土の土手を下り鞍部に出る。ここからは薄暗い林の中のルート。踏み跡が薄く、テープを確認しながらの急な登りになる。登り詰めると傾斜が緩み山頂の一角に出る。

二等三角点の埋まる山頂は北東側が開け京丹波の里山の眺望が展ける。櫃ヶ嶽の標識はあるが羊ヶ嶽の標識はない。今年の9月26日のくろっ豆サミットの50名以上の団体登山の記念標識がある。辺りはコナラ系の樹木が多い。ユックリ休憩。

来た道を辿る。546pからの下りからは西側の雨石山への連なりが望まれる。峠に戻る。小休憩。登り返しがキツそうでここで昼食を摂る。食料を余り持って来なかったことを後悔する。

食料を補給したので少し力がでる。自然林の中。予想以上の急勾配となり、踏み跡はさらに薄くなる。テープを確認しながらの登りとなり、樹木の識別のユトリはない。ポリ袋のマーカもある。大汗となり数十分の喘登となる。登り詰めて堪らず傍のピークで休憩。植林帯となる。南側の稜線を辿る。一旦下った後、緩やかに登り返す。p595ピークは植林帯の中。緩く下って登り返すと大岩がココソコに現れる。暗い林から明るい岩場に出て視界が開ける。この辺りのピークが雨石山の模様。兎に角この岩稜帯のピークまで進むことにする。打って変わって日の当る岩場になる。直射日光は眩しく感じられる。

辿り着いたピークの松の木には「630m峰 (仮称)岩尾峰 毘沙門山はここではありません。鉄塔の西の峰です。<ネットの書き込みは間違いです>大芋の住民」の標識が括られている。木蔭で里山の景色を楽しみながら休憩タイム。

帰路は来た道を辿る。一度通過した道はそれほど気配りは必要ないが、降り口や下降要点ではテープを確認しながら進む。峠までおり一安心。谷を下り車のところに戻る。荷物を車に収めていると地元の人が軽トラでやってきた。猿に発信機を着けて監視していることをしきりに話してきた。

コンビニを探しR173を南下。余り移動せずに見つかる。戻り、草川温泉に浸る。明日の小金ヶ岳・三岳登山に備えて大タワの駐車場で車中泊。トイレ有り。


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