小金ヶ嶽・三嶽・鹿倉山


三嶽から小金ヶ嶽を望む
三嶽から小金ヶ嶽を望む

【日 時】2014年 9月28日(日)
【天 候】晴れ
【山 名】小金ヶ岳(725m)・三岳(793m)・鹿倉山(548m)
【山 域】多紀(兵庫・京都)
【ルート】 (6:55)大タワ--(8:00)小金ヶ嶽--(9:20)大タワ--(10:25)三嶽--(11:30)大タワ==
(12:45)熊野神社--(13:20)鹿倉山--(14:05)熊野神社
【所要時間】4時間35分・1時間20分
【メンバー 】二人


前日小金ヶ嶽・三嶽登山に備えて大タワの駐車場で車中泊。ここには多紀連山の案内板やトイレがあり 、反対側には東屋がある。土日の中間だがこんなところに人はこないだろうと予想した。7時前に寝床についたが、車が集まり出した。どうやら星の観測のグループのようだ。ドンドン集まり7〜8台の車が円形に集合した。すぐ横に停まった車からは大音量が聞こえてくる。堪らずトイレ序でに「静かにしてくれ」と提言。その車は音を消し移動したが、後から来た車はまた五月蝿い。午前4時頃には全員去って行った。が、家内はよく眠られなかった様子。

盆地に霧が少し発生したようで朝日が当って、長閑な景観。しかし、三嶽の頂上には雲が速く流れている。車の荷物を移動して朝食を摂る。歯を磨いて用を足す。身支度を整え出発する。

先ずは小金ヶ嶽を目指す。道路に面して「おおたわ広場 多紀連山県立自然公園 兵庫県」の石碑がある。東屋の中には小金ヶ嶽・三嶽などの解説がある。小金ヶ嶽1.3kの標識から登り出す。植林帯の中を緩やかに登っていく。植林帯を抜けると雑木林になる。アカシデやアベマキなどの樹木の説明プレートが掛っている。何れも高木で葉や実は確認できない。木の階段の急坂になる。最初のピークに達するあたりから北側からガスが流れ始める。岩場になり開けたところに出るがガスで50m程の視界。岩場のアップダウンのルートになる。ウリハダカエデが鈴なりの実を付けている。危険な岩場は南側に巻き道が取られロープや鎖場がある。南側の雲の下に時折、山麓が望まれる。最後は右に回り込むように登ると山頂に達する。

案内書には「三嶽に劣らぬ360度の・・」とあるが辺りはガスの中。案内の円盤には周りの山々が記されている。小金口・篠見四十八滝の道標。ユックリ休憩。

来た道を辿り。車のところに戻る。赤い車が停まっている。小憩している三嶽に掛っていたガスが消える。三嶽に向かう。石段を登ると小広場。緩やかな傾斜の雑木林に入る。カナクギノキの樹木の説明プレート。この木も高木。明るい疎林帯を少し進むと一気の階段の急坂になる。樹木を見るユトリはない。息を整えながらの喘登となる。振り返ると先ほど登ってきた小金ヶ嶽がよく見える。登り詰めたところで堪らず休憩。

ここからは傾斜が緩み稜線漫歩となる。右手に山頂のアンテナ施設が見える。少し登ると露岩の上に出る。不動明王を奉る石室がある。以前登った時は雪があったことを思い出す。避難施設を左下に見て20m程西に進む。山頂はアンテナ施設がある。木立で眺望は利かない。露岩まで戻り昼食タイムとする。火打岩コースから登ってきた男女も休憩タイム。

篠山や小金ヶ嶽の風景を楽しみながらユックリ、来た道を辿る。二人の単独行が急な階段を勢いよく登ってくる。樹木の説明板を読んでいると山頂の男女が追い越していった。車のところに戻る。駐車場には車が三台。三嶽から降りて来た単独男性が休憩も取らずに小金ヶ嶽に向かっていった。次ぎの行動の準備をしている。通り掛った車の男性から「篠山マラソンで市内に入れず、案内に従うとここに来てしまった。ここは何処なのか」と聞かれる。道路地図を出して説明。地元の人のようで春日に行きたいとのことだった。

時間も有るので近くの京都府の山に登ることにする。地図と分県登山ガイドを見て鹿倉山に決定。県道301、300から710に入る。箱部峠を越えるが入口が判らず兔原に出てしまう。兵庫側の桑原に周ると鹿倉山の案内がある。しかし車のアプローチは厳しそう。家内が分県登山ガイドを読み返す。深山林道が入口になっていた。舗装された林道はヘアピンカーブを繰り返しかなり上部まで登っていく。林道終点には植林帯の中に熊野神社があった。

登り口には鹿倉山についての三和町商工会85’むらおこし事業の看板がある。神社の左から薄い踏み跡を辿る。そのうちターニングポイントにマーカーがあることに気付く。徐々に急坂になり潅木と露岩の間の歩行となる。大岩の左側を木の根を掴みながら直登すると大きな烏帽子岩の標識がある。兔原の集落が眼下に展がり、京丹波の山々が遠望できる。天狗岩には行かず尾根通しのルートを辿る。

山頂には三等三角点がある。木立で眺望はイマイチだが、木の間からは先ほど登った小金ヶ嶽〜三嶽の険しい稜線が望まれる。

来た道を辿り車のところに戻る。明日の山は福井県の山で県境の青葉山付近にする。移動途中に温泉はなさそう。探すのも面倒なので前日と同じ草川温泉に浸る。R9に出てR173に乗り換え綾部からR27。西舞鶴の道の駅に泊まろうと考えたが五月蝿そう。コンビニで食料を調達して溜まったゴミを捨てる。自衛隊の海軍基地には軍艦が停泊。東舞鶴は閑散とした感じ。暗くなりJR青郷からR27を左折、小和田の集落を抜け県道21に入る。なんとかナビと分県登山ガイドで高浜町の青葉山青少年旅行村を探し車中泊となる。


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