昨年秋からの課題である大仰峠から稜線を辿り井生に降りる計画を実行する。寒いが天気は問題ない予報。峠からコンクリの階段に取り付く。階段を登ると左の竹藪に養蜂箱がある。ヤブ状態で急坂には泥濘で滑った鹿の踏み跡がある。赤テープのマーカーを追う。踏み跡を追い急坂を乗り越す。傾斜が緩み尾根の稜線に乗る。ヤブっぽい視界のない薄暗い植林帯の中のアップダウンが続く。暫く進むと顕著なピークに出る。傍に長谷城跡176m松阪の猪と書かれたプレートがある。ここで一服。
さてここからが本日の課題。地図は持って来なかったが、調査した通り此処から北側の植林帯の中を進む。緩く下ると平坦な尾根道になる。雲出川に面する集落が木の間から確認できる。県道を走る車や名松線の列車の走行音が聞こえる。緩く左に曲がって少し進むと三等三角点のあるp181に着く。
ここまでは呆気なく来れた。ここからが問題である。調査した地図ではここから一気の下りになるはず。傾斜の緩そうな左の尾根では無く一番北側(雲出川沿いの尾根)の急斜面を下る。植林帯の境の照葉樹林の中を一気に下る。鞍部に到着するが左前方では絶えず掘削音が聞こえる。かなり大がかりな造成をしている様子。造成地に降りるのは避けて川沿いの尾根を辿る。下方に頻繁に道路を走行する車の音がきこえる。急な尾根を下り左の谷に降りる。下方に見覚えのある建物が見えるが名松線の柵がある。柵を避けて鉄道沿いに北西に移動する。剛強な竹藪を避けて迂回すると岩盤状の谷が現れた。横断するより降りたほうが良さそう。竹藪を漕いで何とかフェンスの麓に降りる。フェンス沿いに進み何んとか踏切に出る。まさかこんな所に降りるとは思いもしなかった。名松線の山側は急峻でこの辺りは避けたつもりだったが、、、。ザックや靴の中まで藪が付いていた。また宿題ができてしまった。雲出川沿い歩道と歩き帰途に就く。
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