八木〜当麻寺(初瀬街道)・二上山・畝傍山


ニ上山
ニ上山

【日 時】2015年 3月17日(火)
【天 候】晴れ
【山 名】ニ上山(517m)・畝傍山(199m)
【山 域】葛城・金剛(奈良・大阪)
【コース】八木〜当麻寺(初瀬街道)・二上山・畝傍山
【ルート】 (7:00)八木--(10:40)当麻寺--(12:30)ニ上山雌岳--(13:20)ニ上山雄岳--(14:25)近鉄二上山神社駅==
(14:55)橿原神宮--(15:40)畝傍山--(16:40)橿原神宮
【所要時間】7時間25分,1時間45分
【メンバー 】単独


今回の初瀬街道は最終区間は家内が一緒に行くと言っていた。しかし、寒さが続きのびのびになっていた。前日まで雨模様だったが本日は晴れて気温が上がるとの予報。4時に起床して名張行きの始発電車にのる。辺りはまだまだ暗く、寒く感じる。大きな荷物を置いた行商人風の数人が眠っている。東青山駅で高年のザックを担いだ女性が下車。トンネルを抜けると時々濃い霧が掛り電車はスピードを落とす。名張で皆一斉に反対ホームにある急行に乗り換える。最後尾は行商人が貸切状態。榛原辺りで一時霧が晴れたが再度霧の中に入る。八木駅に7時頃に着く。朝は明けているが霧が辺りに漂う。八木駅東南口から南下。横大路と太神宮の案内がある。八木西口駅手前で右折して街道に入る。晴れだが遠望は利かない。車幅の狭いうえに朝早く通勤時間帯で車はスピードを出している。空腹を感じる。コンビニがあったがそのあま歩き続ける。

大神宮の高灯篭を右に見て曽我川を渡る。R24の下を潜る。葛城川を渡り大和高田に入る。JR桜井線を通り、大神宮常夜灯を右に見て、JR和歌山線を渡る。長谷本寺前の道しるべ「すぐ大阪さかい道」「すぐはせいせ道」は竹内街道、初瀬街道を示す。道が細く格子戸の中に常夜灯があったりで街道らしい雰囲気を漂わせる。高田川を渡ると左に病院、右に大中公園がある。前方上部のアンテナには霧が掛っている。ここのベンチで一服して空腹を満たす。池の中に歌舞伎の舞台のような建物がある。その前で高校生が集まって地面にガムテープを貼り催し物の準備をしている模様。公園の樹木の下には沢山のスズカケノキの実が落ちている。

国道沿いの道となる。やっと霧が晴れダイヤモンドトレイルの稜線が現れ始める。スーパーで昼食と食糧を調達。尺土の近くの産地市場「よってって」でみかんも調達。信号の西の左の木戸池公園で休憩。買ったばかりの食糧を食べながら目指す二上山を眺める。暑くなり薄着にする。近鉄南大阪線いわき駅を右に見て鉄道を渡り横大路に入る。これで今回の初瀬街道は完了したこととなる。

坂を登って右折する。当麻図書館を右に見る。当麻寺への参宮道になる。大相撲葛城場所の幟があり、博物館があるが本日は休館とのこと。この辺りからニ上山の全体が眺められる。人通りが少ない参道を直進する。当麻寺に到着。本堂に上がりの欄干を廻る。横の門を抜ける。ニ上山登山口の標識を辿りながらたいま温泉を左に見る。突き当って左折。山口神社分岐付近は坂道。若い二人の男性が軽快な足取りで追い越していく。右に曲がりると大池が現れる。鴨が集まってくる。池の端には白鳥のような鳥が奇声を上げている。二上山は冬枯れ。公園風の敷地の中の小川を横切り東屋で休憩。

大竜寺横の駐車場は満車状態。釣堀の釣人は2〜3人。谷沿いの緩い坂道が伸びる。竹やぶあり。いつもより下山者が少なく感じる。佑泉寺の分岐。山門を潜り馬の背に向かう。谷沿いの階段道となる。水場がここそこにある。落ち葉の坂を進む。緯度と経度が書かれた地図標識が現れ現在地が赤点で記されている。前日までの雨でやや水暈が多い。谷から離れ3〜4回急坂のカーブを曲がる。汗だくになる。食料を補給しなかったのでシャリバテ状態になる。暗い植林帯から明るい馬の背峠に到着。余りにも暑いのでトイレで下着を脱ぐ。雌岳に向かう。

山頂には三角点や日時計があり12時過ぎ辺りを指していた。昼時で食事を摂って人が多く賑やかな状態。モヤが掛り遠望は利かないが風もなく麗らかな陽気となった。クンクリブロックに腰を下ろしてやっと昼食タイム。

雄岳との鞍部まで下る。地道の階段をジグザグに登って行く。二上山駅への分岐がある。雄岳の頂点はハッキリしないが葛城二上神社がある。東下に大津皇子の墓所がある。木立で眺望はない。

下って直ぐに分岐がある。道なりに下って行くと大和高田周辺に多くのため池が見られる。山頂に居た団体がいる。本日は二上神社駅に下る。一気の急坂となる。植林帯に入って暫くすると傾斜が緩む。住宅に出るところの左に神社がある。ここが二上神社の登山口。真直ぐに下り大和高田バイパスに出る。そのまま道成りに下ると二上神社駅に着く。ここから電車に乗る。

橿原で下車して畝傍山を目指す。駅前から真直ぐに進むと神宮の敷地に入る。両側に燈篭の立つ参道を進む。大門を抜ける。本殿を左に見て先に進む。右手にトイレがあり左に畝傍山登山口の標識がある。案内に従い緩い坂道を登って行く。以前間違ったコースに行かないよう地図を確認。東側に廻り込んでから尾根に乗り徐々に高度を揚げる。拡声器や列車の音が聞こえる。ひと登りすると峠のようなところに乗る。右に曲がる。山頂は広いが木立に覆われている。西側に開けたところはあるが霞で遠望は利かない。耳成山が見えるところでユックリ景色を楽しむ。木の間から香具山も見える。次々に登山者がやってきた。

来た道を辿り下りに掛る。登っていた時に後についていた女性に会う。周遊しているとのこと。一気に下る。神宮本殿前の広場を通り大きな池に立ち寄る。カモなど渡り鳥が泳いでいる。駅まで戻り、八木に出て帰省となる。




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