四寸岩山・青根ヶ峰・高城山

四寸岩山・青根ヶ峰・高城山
四寸岩山・青根ヶ峰・高城山

【日 時】2015年 5月25日(月)
【天 候】晴れ
【山 名】四寸岩山(1235m)・青根ヶ峰(858m)・高城山(649m)
【山 域】奈良
【ルート】 (8:15)吉野駅--(8:50)蔵王堂--(9:50)水分神社--(9:50)金峯神社--
(11:15)黒滝村境界--(12:30)四寸岩山--(13:35)二蔵宿--(15:25)四寸岩山登山口--
(16:00)青根ヶ峰--(16:35)高城山--(17:50)吉野駅
【所要時間】9時間35分
【メンバー 】単独


吉野へ電車で行ったことがない。朝一の電車は例の行商人の人たちが占拠状態。名張で乗り換えると通勤客が多くなる。八木から橿原までは終着前で少ない。吉野行きに時間があったのでコンビニで昼食を調達。この時間帯は通勤客が慌ただしく乗り換え。吉野線のホームは通学学生が多い。列車は満員で立ち席になった。単線で2〜3駅毎に対向列車の待ち合わせ。これでは時間が掛る。頻繁な待ち合わせで再出発は早い。吉野口にはjrも乗り入れている。福神駅?からは中・小学生が乗り込んできた。小学生のランドセルに定期がぶら下がっている。賑やかな車内となる。上市の手前で吉野川を渡る。吉野神宮で殆どの人が下車する。吉野で降りた人は私を含めて3人。乗車時間は2時間40分位。

帰りの時間を確かめて出発。ケーブルカー駅を左に見る。地道と舗装道を繋ぎながら適当にジグザグに登って行く。奥駆の石柱が現れる。道端で雨具を脱いでいたら若い男性が通りかかる。声を掛けるが反応が少し変。やや自閉症ぎみか。登り切ったところに赤い欄干がある。ケーブル着駅があり、ここが下千本か。月曜の早朝で繁華街はシャター気味。坂道の途中に黒門がある。街の入口に銅門。蔵王堂は改修中。境内のベンチにはザックが三つ。3人の老年男性が祈願中。ビジターセンターは閉まっている。中千本からルートが幾つかあり紛らわしい。適当に高見を目指すルートを選択。上千本を越え御幸の芝で休憩する。

民家が途切れるが相変わらずの坂が続く。見晴らしの良いところから蔵王堂などが望まれる。水分神社には第72靡の石標がある。後から3人の男性グループが追い越して行く。高城山の麓に来た時、携帯のカメラ容量がオーバー。以後、以前のデータを適当に削除しながらの撮影になる。獅子尾根は平坦な森林の中を進んで行く。日当に出て修験門を潜り階段を登ると金峯神社。神社の脇を登ると以前来たことがある西行庵・苔清水の案内がある東屋に出る。休憩。

青根ヶ峰を左に。植林帯を抜けたところに鉄塔がルートとクロスして走っている。ここからは眺望が開け四寸岩山が望まれる。舗装した林道に出る。右に四寸岩山から山上ヶ岳への鳥瞰図がある。前日にトレイルランがあったようで道路には「Kobo Trail」と白色のペンキマークが其処彼処に見られる。少し進むと黒滝・川上の村境の標識がある。舗装道を緩く下って、緩く登って行く。左に軽自動車が停まっておりその先に大峰山への標識がある。植林帯の中に入ると山道になり一気の急坂になる。北側の急な尾根を辿る。眼下に山腹を捲く舗装道が見える。傾斜が緩むと自然林が混じる。南に開けたピークらしいところからは下りになる。左の茂ったところに行くと三角点のある四寸岩山の山頂。ここで昼食タイム。

12時半を過ぎているが、14時まで行けるところまで行くことにする。尾根筋は南に向かう。西側の空が暗くなり出し少し雨も混じる。東側は良く利用しているR169の杉の湯あたりと想像する。道なりに進むと新茶屋跡への標識がある。緩く下って行くと舗装道に出る。直ぐに反対側に旧道の標識がある。道なりに緩く登って行くと二蔵宿があった。大天井岳や旧道の案内がある。この先進むと中途半端になりそうで、本日はここまでとする。

舗装道まで戻る。帰りは舗装道を進む。幾つか小さなガケ崩れがあったが通行には支障はないとおもわる。しかし、斯様な状態が放置されている原因は何なのかと思わざるを得ない。道路脇には黄色いエビネの花。行けども行けども登り始めた地点に到達できず四寸岩山の山腹道は長く感じられた。取り付きには相変わらず軽自動車があった。道路脇で柴集めをしている人から「林道は通れたか」と聞かれる。ついで「吉野までですか」。鉄塔付近が青根ヶ峰の取り付きと勘違い。踏み跡を辿りピークに登るが草臥れ儲け。標識が現れ木の階段を登ったところが青根ヶ峰。木立で視界はない。

西行庵の東屋を通る。金峯神社は既に閉まっている。高城山は自転車用かフラットな舗装道。足に堪えるので脇の階段道に。登ると広場になって居り北側に展望所の東屋がある。東屋の床には小さな丸太が敷き詰められているが所々剥げている。若干目の前の木が煩いが遠く葛城山や金剛山の山並も望まれる。17時のチャイムを聞く。上・中千本の通過には下りでも意外に時間を要する。ケーブル最終便は17時40分の案内。まだまだ明るい。下の駅の管理者から「乗って行きませんか」の声。「とんでもない。もう帰ります」と応えると、「私も帰ろうかなぁ」の返事。

18時7分の電車に乗る。家には21時半頃着。やはり車利用が良いと感じた一日だった。


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