仙ヶ岳・野登山


仙鶏尾根から野登山を望む
仙鶏尾根から野登山を望む

【日 時】2020年 5月14日(木)
【天 候】
【山 名】仙ヶ岳(961m)・野登山(851m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (12:15)仙鶏尾根取付--(13:15)屏風岩分岐--(14:00)仙ノ石--(14:15)仙ヶ岳--
(16:20)仙鶏尾根取付
【所要時間】4時間05分
【メンバー 】単独


以前桑名に住んでいる時は鈴鹿はよく通っていたが津に移ってからは殆ど行かなくなった。前日、家内と入道が岳に登ったとき家内は「鈴鹿は綺麗」と言っていた。ソロソロ、ヒルの出る時期になった。アクセスの良い鈴鹿南部の山を目指す。取り敢えずヒルを避けて野登山から仙鶏尾根を辿ってみることにする。

この日は晴れの予報だった。黄砂は夜中で鈴鹿の稜線はハッキリ見える。広域農道で亀山に出る。コンビニで弁当を買おうとするが財布を忘れたことに気付く。風呂で使う小銭で調達。辺法寺町の交差点を左折。池山で右折して坂本集落を抜け小岐須に向かう。○x庵の案内に従い左折。林道に入りカーブを切りながら高度を揚げる。○x庵の施設は見当たらない。ナビを野登寺にセットし車を道なりに走らせる。野登寺の案内を右に見て暫く進むと仙鶏尾根の案内がある。カーブのスペースに車が一台停まっている。地道を登り詰めると駐車場がある。車を停める。上は以前あった無線施設はなく大きな更地になっている。

私の持っている「山と高原地図」には三角点は別に掲載されている。車を置いて寺の参道に降りる。境内には大きな杉の古木がある。鶏足の門を潜り大きな広場に出る。陽射しが強い。以前ここに車を停めた記憶がある。広場を抜ける植林帯に入るが下りになっている。坂本へ下る道のようだ。諦めて広場に戻る。男性の単独行がトイレの近くで休んでいる。門を潜る。大杉の参道には地蔵が続いている。階段を上がると本堂がある。八重の桜が満開。右の道を登り車のところに戻る。指タッチが効かず慌てる。更地に登る時、車のキーを落としたよう。下からバイク音が聞こえる。仙鶏尾根に向かう。細い女性が重いバイクを路端に寄せるのに苦労。仙鶏尾根を辿ってきた男女が通り過ぎる。取り付きを確認し少し下ったスペースに車を停め、身支度を整え、出発する。

取付の仙ヶ岳仙鶏尾根の標識からは仙ヶ岳東峰が高く感じられる。足場の悪い檜の植林帯を一気に下る。一旦下り明瞭な踏み跡を追うと下りになった。標識が現れ確認すると坂本に下るルート。仙鶏尾根のピークへの説明があり一気の登り。ピークで一服。入道・鎌が望まれる。ルートは明瞭でプレートの案内も多い。アップダウンの細目のルートになり赤茶けたザレ場も現れる。ピークを越えザレ場を下るとロープの混じる岩場の下降となる。ここからは東峰へのルートや宮指路岳から犬返の剣などが一望となる。下りきって岩の痩せ尾根を乗り越す。林に入り平坦な道を少し進んだところが仙鶏乗越で屏風岩からのルートと合する。吹き抜ける風が心地よい。

急な登り返しとなり、ガレ場で単独男性と行き交う。幾個所かロープの張られたザレ場があり歩き難い。振り返るとシロヤシオが咲いており背後に野登山が見える。道脇のイワカガミの群落が気分を和ませる。登り切ると傾斜が緩み別の尾根に乗る。一服し少し休憩。東峰に出る。ここからは登ってきた尾根の全容が望め、野登山は低く見える。仙ノ石のからは南尾根が一望できる。東側の岩場の上で景色を楽しむ。第二名神を往来する車輌も望める。

鞍部まで下ると白谷ルートと合する。登り返すと仙ヶ岳山頂に達する。東側が刈られ見晴らしが良くなった感じ。宮指路・高円・鎌・入道・雲母・雨乞、南尾根など北側の眺望が展ける。笹の上に背を伸ばすと御所平の笹原も見える。山頂を後にする。

来た道を辿り車のところに戻る。くり科の長い花がたわわに付いている。温泉に寄って帰宅。



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