桧塚・桧塚奥峰・明神岳

桧塚
桧塚

【日 時】2020年06月09日(火)
【天 候】
【山 名】桧塚(1402m)・桧塚奥峰(1420m)・明神岳(1432m)
【山 域】三重
【ルート】 (8:50)雨量計施設--(9:55)登山口--(12:15)桧塚奥峰--(13:40)明神岳--(14:00)明神平--
(15:40)桧塚奥峰--(15:55)桧塚--(17:05)登山口--(17:45)雨量計施設
【所要時間】8時間55分
【メンバー 】単独


翌日から雨の予報で梅雨前の最後の晴れ間の予報。先日は鈴鹿に行っているので台高の桧塚・桧塚奥峰に行くことにする。家内は時間が掛かりそうということでキャンセル。以前は家内と冬に入る前に登ったことを記憶しているが可成り前のことである。6時過ぎの家 を出る。通勤時間前にR169に入る。先日迷岳に行ったのでユックリ走行できる。道の駅には寄らず。香肌峡温泉を左に見て蓮ダム湖畔の道を進む。橋を渡ってしまい間違いに気付いたのは道がかなり狭くなったヌタハラ谷の辺り。地図を確認する。引き返す途中馬小屋登山口の案内があり行ってみる。池木屋山の登山口でこの山に登るには時間も体力も必要と判断。橋まで戻り青田川沿いに進む。三叉路の青田発電所から木屋谷林道に入る。しかし管谷川入口の雨量計から先は道路を横断してチェーンが掛かっている。千秋林道の通過には会社の許可か必要の様子。登山届の箱もあり「ここから歩いて下さい」と解釈。雨量計施設横に車を停め、身支度を整え歩き出す。

左下に木屋谷川を見ながら林道を進む。木陰は良いが日向に出ると暑い。左にコンクリ性の下降階段がある。発電ダムのメンテ施設か?橋を渡り少し登る。カーブに駐車スペースがありこの辺りかなぁと登山口を探すがない。少し休んで今日は馬駆ヶ場辺りまで林道歩きを決め込む。少し上に行くと脇に駐車できそうな空地があり登山口の標識があった。このあたりのことはスッカリ忘れていた。

谷沿いに少し進むとルート上に伐木が塞がる。跨いだり潜ったりしながら進む。谷を離れる。杉の植林帯の中に入る。ジグザグに緩やかに道は切られている。踏み跡はハッキリして、「登山道」と木に捲かれたテープが案内してくれる。幾つか幅の広い作業道がルートを横切る。嘗てはここまで車が揚っていたかもしれない。涸れ落ちた杉がクッションになって歩き易い。植林帯を抜けるまでと考えていたが青い屋根の小屋が現れる。

幅広の道が現われ、ヒノキの植林帯になる。一旦日の当るところに出るがまた植林帯になる。少し上ると植林帯を抜け小石の混じる開けたルートになる。これから上部は一面の岩の混じる開けたルートで直射日光が降り注ぎ暑さが増す。この斜面は木立が少なく、眺望は頗る良い。国見・水無や馬駈ヶ場の周遊コースや林道も良く見える。奥峰から西に派生する尾根の平原が近くに見える。冬の烈風で木の枝が風下の東に伸びている。自然林と笹の交錯する桧塚の斜面をカメラに収める。遠くにナメラ山へ上がる林道が望まれる。快適に植物のない斜面を登り稜線が近くになる。単独男性が桧塚から奥峰にユックリ歩いている。挨拶。右に曲がり桧塚奥峰を目指す。

直ぐに見えていたピークに着く。誰もいない。山頂は10m先の案内。三角形の支え標識。昼食タイムとし暫し寛ぐ。桧塚奥峰からの景観は素晴らしかった。ヌタハラ渓谷を挟んでユッタリとした笹原が眼前に展開する。その背後に国見から池小屋に稜線が連なり、さらに白倉・迷へと伸びる。東に目を転じると眼下の笹原が桧塚のピークにせりあがり千秋峰・岩尾口山へと稜線が続く。景観をカメラに収め、メール発信。

時間もあるので明神平まで散策する。緩やかに下り新緑のブナ林の中を進む。平坦なルートで登山道と書かれたテープがなければ迷いそう。判官平を通り緩く登り返す。平坦なピークで単独老年男性が昼食中。大股から来たそうだ。少し下ると単独男性と行き交う。一気の登りとなり明神岳に達する。薊や木ノ実ヤ塚、白髭から派生する尾根などが望まれる。稜線沿いに西に進む。右に曲がると平原が広がる。嘗ては畜産でも行われていたのだろうか?一気に下り明神平に降りる。新しい小屋やテントがひと張りある。天理大山小屋の奥で一服。奥山谷への下降はまた機会を見てトライしたい。

来た道を戻る。明神平からの登りは暑さが加わりキツイ。桧塚稜線の男性と行き交う。明神岳で景観を楽しむ。下りで大股から来た人と再会。彼が休んでいた平坦ピークで休憩。奥峰に近づくとガスが流れ始めた。奥峰の西側はガレ場。山頂では景観は閉ざされていた。

桧塚を目指す。西側の強風斜面と比較して山の反対側のブナの木は真直ぐに伸びているように見えた。桧塚には三角点はあるが木立で視界はない。

登ってきたルートを見ながら分岐に引き返す。北側は晴れており高見・三峰・修験業・栗・局や曽爾の山々の眺望を楽しみながら来た道を戻る。頭の周辺の虫が群がる。植林帯に入ると少し収まる。耳が赤くなった。登山口に戻る。時間も遅くなったのでメールを打とうとするが電池切れ。車のところに戻る。道の駅で電話ボックスを探すが見当たらない。充電器はあるが30以上要するとのこと。温泉は営業しており、準備しておれば、と悔やむ。19時過ぎ家に到着。

風呂に入って頭を触ってみるとボコボコ状態になっていた。


桧塚

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