鈴北岳・御池岳

御池岳
御池岳

【日 時】2020年 6月16日(火)
【天 候】晴れ
【山 名】鈴北岳(1145m)・御池岳(1194m)
【山 域】三重・滋賀
【ルート】 (9:00)鞍掛登山口--(9:40)鉄塔下--(11:05)鈴北岳--
(12:00)御池岳--(12:16)奥の平--(12:30)p1194の先--
(13:40)テーブル南西端--(14:15)ボタンブチ--(15:30)鈴北岳--(17:10)鞍掛登山口
【所要時間】7時間10分
【メンバー 】単独


前回の山行は台高だったので今回は鈴鹿の山を目指す。最初は御池を考えていたがガイドブックには梅雨時は山ヒルが出ることがあるとある。代案として釈迦が岳を考える。梅雨の晴れ間で乾いた空気になるとの予報。家を6時過ぎに出発。亀山あたりから朝の通勤時間帯になる。緊急事態宣言解除で小中学生の登校時間帯になり菰野辺りから混雑する。朝明渓谷へは早出しなくてもこれそうと判断し御池を目指す。阿下喜付近のスーパーで昼食購入。橋の前の信号を左折しR306を進む。山道になりカーブが多くなる。コグルミ谷の登山口を左に見る。鞍掛トンネル前の駐車場は十台前後の車が停まっていた。トンネル側のスペースに車を停める。家からここまで3時間ほど掛かったことになる。隣の車の若い男性がコグルミ谷の方に出発していった。身支度を整え出発。

横の谷を遡行していると思ったが道はない。谷を渡ると登山届ポストがある。駐車場の東端が登山口だった。いきなり植林帯の中の急坂になる。左に谷音や車の走行音を聞きながら急坂を登っていく。黄色い送電線路の標識が現れ、右に鉄塔がある。視界が開け御池方面が彼方に望まれる。峠に達すると風が吹き抜ける。祠の中には地蔵がある。右に三国岳の案内標識がある。右に曲がると視界が開ける。鉄塔まで移動する。振り返ると三国岳側にも送電線が走っている。鉄塔下で小休憩。

なだらかな傾斜の自然林の尾根道になる。左にササ原の復元試験の囲いがある。やがてササやコケの生える疎林帯になり展望が開け、前方にテーブルマウンテンの稜線が望まれる。左には藤原岳から北に派生する尾根上に鉄塔が望まれる。振り返れば三国・烏帽子に加えてテーブルマウンテンの霊仙が微かに見える。直射日光が照り付けるが湿度が低く風が吹き抜ける。広々とした尾根で御池のテーブルのぶ厚さを感じる。p1056を超えると目指す稜線が目の前に現れる。右に鈴岳の巨体を見ながら進む。疎林帯から地肌の出た風衝帯になり、木の枝が風下側に曲がっている。男性二人の下山者と行き交う。

鈴北岳山頂は広大で360度の展望。御池からきた男性から「御池ですか」と聞かれ「はい」と答える。鈴岳へのルートは地肌が出ている。北側は霊仙は見えるが伊吹は見えず。眼下に広がる風景を見ながら一本入れる。

昼前だが、もう鈴北付近まで来ている登山者と数人行き交う。単独女性は木の花?をスマホで撮影。元池の標識があるが踏み跡は不明瞭。真の池に上の木に白いものがぶら下がっている。カエルの卵?。平坦な道を進み、標識に従い左折。オオイタヤメイゲツの中の登りとなる。木の元にはシカの剥食害対策の黒い網が巻かれている。御池山頂では老人男性が昼食中。東に展望が開けている。樹林帯を抜けると広々としたところに出る。少し進むと小高い奥ノ平に達する。さて、時間もあるのでここから南東に派生する台地を散策する。先に進むと見覚えのある藤原岳周辺の光景が飛び込んできた。先に進むとどんどん草原が広がる。幾つも踏み跡は錯綜している。p1194を超えたつもりでいたが、また小高いところが現れ戸惑う。ここで、一本入れ昼食タイムとする。バイケイソウの花が咲いている。

食事を済ませ体力も付き、南側のルートに移ることも出来るがピークまで登る。薄い踏み跡が錯綜し倒木の脇を抜ける。石灰岩の散乱するピークでると南側にはまだ草原が広がっていた。草原に降りる。池と化していないドリーネを見る。シカが声を上げて逃げている。このあたりはテーブルの中で一番広く感じる。藤原岳から判断し平原の北東を進む。撮影しながら南側に移動。静・竜など鈴鹿の主脈が望まれる。テーブルの端では石灰岩の刃先が強くなる。テーブルの南西端に達すると標識があり南に土倉岳が望まれる。ここまで来ると少し標高が低くなったと感じる。メールが送信できない。

南側のルートは比較的明瞭な踏み跡がある。少し戸惑いながら進む。強い坂は無く緩やかに登り返す。前方左に顕著な切り立った岩場が見える。ボタン岩の上に立つと草原の台地構造が良くわかる。更に先に進むと先に通った奥の平の下に出る。ボタンブチの岩場が良く見える。ボタンブチに着いた時、若いカップルも到着。ケルンの横で吹き上がる風を浴びながら休憩。正面に見える山はサンヤリ?

天狗の鼻の方が断崖絶壁かも。登り返し御池岳。迷ったが丸池コースに挑戦。林が多く踏み跡が散乱している。広々とした草原に出ると、シカが現れ密度が高く感じる。右にルートが走っていることを認識しながら勘を頼りに暫く踏み跡を追う。遠くに鈴北が見える辺りで一服。トレースを諦め尾根を下ると真ノ谷コースのルートに降りる。少し進むと真ノ池に出る。人出の去った元池付近ではシカの大群に出会う。今年生まれたような小鹿も混じる。こちらを察知して逃げるが途中で立ち止まる。鈴北まで戻り草原を振り返る。地肌の出た風衝帯の端まで行って見るが鈴岳はまだ先にあった。眼下を走る曲がりくねった国道を見ながら一服。

鈴北まで戻り、下山。途中、スマホが電池切れ。鞍掛峠で一服。峠は風が強く吹き抜け、袋を飛ばしてしまう。車のところに戻ると私の車だけになっていた。車の時計で下山時間確認。コグルミ谷登山口には軽自動車があった。帰りの帰社時間帯になったが朝ほどの混雑にはならなかった。スーパーで買い物。温泉は8時前。慌てて入浴。家で弁当を食べる。


囲炉裏村トップページへ      ホームページにもどる