卯辰山・赤兎山

赤兎山から別山方面を望む
赤兎山から別山方面を望む

【日 時】2022年11月 5日(土)
【天 候】
【山 名】卯辰山(141m)・赤兎山(1629m)
【ルート】 (7:15)卯辰山==(10:00)赤兎山登山口--(11:00)小原峠--(12:00)赤兎山--(13:30)小原峠--(14:15)赤兎山登山口
【所要時間】 4時間15分
【メンバー 】二人



ここ数年は前の年の暮れに次の年の干支の山を登っている。来年の干支は兎。年も押し迫って冬将軍の便りを聞くまえに、干支山行を敢行しようということで今回の山行となった。

11月3日に家を出て福井で一泊。4日に赤兎に登るつもりだったが、天気が悪かった。4日は永平寺、山中・山代温泉と周り、金沢で宿泊。

金沢市内の卯辰山も来年の干支の候補として考えていた。朝、6時頃起床して食事。福井には濃霧注意報が出ているとのニュース。車に荷物を詰め込み空を見ると青空。ナビを卯辰山公園にセットして出発。市街地の東の小高い丘を走らせる。平坦になったところで駐車。ヤマップを確かめながら三角点を目指すつもりが地図を出している間にスマホを紛失。車外にはないので車内どこかに紛れ込んでしまうようだ。家内のスマホでスタートするが、ヤマップの青マークが反応しない。適当に市街地の見晴らしの良い場所で写真を撮る。車に戻って三角点付近を走らせるがどうも合点がゆかない。あまりユックリもしていられないので諦めて赤兎を目指す。

ナビを赤兎付近にセットして出発。卯辰公園から降りたところは金沢城公園付近で前日歩いたところ。ナビの案内に従い白峰方面に向かう。土曜日で少し交通量が多め。白峰から峠を越え林道に入る。入口に「11月6日まで」との標識。小原にはゲートがあり協力金400円/人。番人のおじさん曰く終点まで10k30分位。林道は舗装が行き届いている。道の両脇は鮮やかな紅葉である。道路はデコボコが所々横切っている。大きな駐車場が現われ数十台の車が停まっている。この山の人気の高さが伺われる。駐車場に車を停める。

登山口は舗装道を少し進んだ所からとなる。最初は小さい杉の植林帯があるが、やがて自然林となる。冬枯れの状態で葉は全て落ちている。初雪でも降ったのであろうか。谷沿いのなだらかな気持ちの良い道である。所々に渓流が流れている。

30分ほどで小原峠に到着する。大長山と赤兎を結ぶ稜線である。ここの辺りは立派なぶなの林となる。赤兎から下山してきた若者二人。朝早くは冠雪した白山が望まれたが雲が掛かってしまったとのこと。単独男性は三ツ谷の方に降りて行った。

ここからの道はぬかるみや水溜まりが多く靴はドロドロになる。振り返れば冬枯れのぶな林の彼方に大長山が大きく望まれる。この部分が今回の一番の急登であった。ササを切った新しいルートは通行者が多く泥が付いて歩き難い。旧道は泥がなくこちらの方が歩きやすい。急登を登り詰めれば後は緩やかな道となる。経ヶ峰への分岐を右に見て山頂に向かう。

山頂には三等三角点と立派な標識があった。標識の背景に白山から別山、三の峰・二の峰・一の峰・銚子ヶ峰と繋がる山脈は圧巻である。赤兎平には降りず。避難小屋の見える地点では野伏・薙刀・願教寺などの山々の展望が開ける。山頂まで戻り、鳩が湯の下降地点で紅葉の終わった黒々とした経ヶ岳を見ながら昼食タイム。

下山に掛かる。経ヶ峰の分岐から少し縦走ルートを見る。午後になってもまだ登って来る人と行き交う。小原峠で休憩。十数人のグループが到着。グループの男性と少し話す。石川県からきたとのこと。

グループには女性も含まれているせいかペースは我々と同じ程度。緩やかに下り舗装道に達しホッとする。車の所に戻る。ザックを降ろすと両足に痙攣が走った。走行中に痙攣を起こすとマズイので暫く座って足をマッサージ。足も落ち着いたことを確認。

ナビを自宅にセットし帰路に就く。少し走って家内が忘れ物をしたと言い出す。道路脇に駐車。確認できたのでok。林道から全山紅葉した山に西日が当たる。国道に乗る。高速に乗る前に給油するつもりがナビ任せにしていたらそのまま高速に入ってしまった。saで福井のクーポンで兎の饅頭と羽二重を購入。北陸道で2~3箇所、名神でも2~3箇所で渋滞。21時頃帰宅。

2日後から林道は閉鎖し、山は長い冬季に入る。翌日、車を掃除して後部座席の下にスマホを発見。


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