藤原岳


福寿草
福寿草

【日 時】2023年 4月 4日(火)
【天 候】
【山 名】藤原岳(1171m)
【山 域】鈴鹿(三重)
【ルート】 (8:50)大貝戸駐車場--(9:40)四合目--(10:40)八合目--(11:40)藤原山荘--
(12:05)展望丘--(13:05)天狗岩--(14:00)藤原山荘--(16:05)四合目--(16:15)大貝戸駐車場
【所要時間】7時間25分
【メンバー 】単独


3月に入ると平均的に気温は高い。休日を避け3年ぶりの福寿草詣。飲物をザックに積め込み6時半頃家を出る。グリーンロードを北上、亀山からR306に入る。朝の通勤時間で車は多め。亀山の市街地、菰野もラッシュアワーは避けることが出来た。菰野の役所前の通りの桜は既に散っていた。菰野を抜けるとスムーズになる。大貝戸には8時半頃に着いた。休憩所の駐車場は既に十数台が駐車していた。泥濘を予想してスパッツを装着する。身支度を整え出発。

鳥居を潜って、植林帯の中を登って行くと堰堤が左に現れる。中高年女性三人グループが会話をしながら軽快に追い越して行く。久しぶりで朝早いせいかピッチが上がらない。マイペースを維持しながらユックリ進む。二合目の石地蔵。休んでいた老年男性と同じようなペース。急な岩場帯を抜け三合目の植林帯を抜ける。新緑の自然林となる。四合目は夫婦連れが休んでいた。広場の木のベンチの横で休憩。

日当たりに出ると寒さを感じない。五合目辺りは、山桜が満開。下にキランソウ。南西斜面から絶えず採石作業の音が聞こえる。カーブを曲がり植林帯に入る。ショートカットを利用。合流し七合目。石灰石が現れ八合目に到着。辺りは勢いよくバイケイソウが緑の葉を出し始めている。傍にカタクリ。休憩。

ルートには泥濘は少なく乾いている。福寿草は殆ど咲いていない。数人の下山者と行き交う。九合目辺りからやっと福寿草が所々に現れる。登ってきたかいがある。ジグザグの急坂となる。登り詰めた辺りも乾いている。藤原山荘に到着。展望丘のルートが黒く見える。少し休んで展望丘に向かう。足元は泥濘はない。展望丘へのルートも泥濘はなく乾いている。

展望丘からは南西に眺望が展がる。治田峠から銚子ヶ岳へと高度を揚げ、静ヶ岳から竜ヶ岳へと延びた鈴鹿の主脈のシルエットが望まれる。竜ヶ岳や御池岳に雪はなく春の状態。やや強い西風が吹き受け冷たさが心地よい。景観をカメラに収める。風を浴びながら昼食タイム。

山荘やカンフェルトや草地を眺めながら下る。女性中心の団体が昼食中。登山者と行き交う。山荘まで戻る。天狗岩に向かう。展望台に居た女性が先を行く。緩やかなアップダウンの道となる。福寿草は皆無。下山者と行き交う。青地に白字の標識に従う。白瀬峠への分岐手前。標識を右に見送る。冬枯れの疎林の中にバイケイソウが新葉を出している。岩場の下に出る。天狗岩の下の岩場からの竜が岳・賤ヶ岳の絶景。展望丘から西尾根のスイカイラインがビューポイント。休憩タイム。若いカップルが来たので退散。北側の広場で御池を撮る土倉岳から御池岳への稜線も真近に望まれる。。

靄で名古屋駅前の摩天楼は判別不可。他の登山者も帰路に就いている。藤原山荘に戻る。福寿草をユックリ撮影。9合目付近の杉は雪で根元が曲っている。採石作業の音は続いていた。1~2cmの小さな花。8合目で小憩。この時間でも軽装備で登って来る人が居る。4合目で小憩。下りは太腿に体重が掛かり痛みを感じる。駐車場は車が数台になっていた。帰途に就く。治田で草餅購入。ラッシュアワーの時間帯になったが渋滞はなかった。亀山を18時前に抜ける。ビッグで買い物。榊原温泉に浸って家路に就く。

福寿草の生息域の縮小の速さに驚かされた。以前の経験で下からスパッツを着けて登ったが泥濘箇所は全くなかった。登山口の休憩施設の泥流しの洗い場は無用の施設となった感がある。私見だがオーバーユースで泥濘箇所が減ったこと、砕石活動が増えたことなどが起因しているかも。


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