【日 時】 | 1998年 1月31日(土) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 高峰山(1045m) |
【ルート】 |
(10:30)自宅==(12:00)伊勢勢和==(14:00)矢の川峠、雪チェーン --(15:00)1030ピーク(右足曲げ痛)--(15:30)高峰山--(17:20)矢の川峠(日没) ==(20:00)紀伊長島 |
【所要時間】 | 3時間20分(含休憩) |
【メンバー 】 | 単独 |
南紀は私の故郷である。高校時代、熊野から矢の川(やのこ)峠を越えて尾鷲まで歩こうという企画があったが残念ながら参加しなかった。いまは矢の川峠から熊野側は廃道になってしまったようで、あの時企画に参加しておけばと悔やまれる。以来矢の川峠は私の頭から消えていた。最近、各県別の山の案内書がでた。三重県の山の中に高峰山の案内があり矢の川峠から登るルートが紹介されていた。それを見て、いつか冬の季節に出かけようと思っていた。 いつものように遅い出発であるが、高速を使えば楽勝だと考えていた。スムーズに尾鷲まで来る。さらに42号線を走らせ矢の川トンネル前の橋に着く。ここから林道に入る。尾鷲・熊野間の鉄道が開通するまではこの道がこの間のメインルートであった。往時を偲ばせるダート道やトンネルを通る。暫く進むと二股があり右の道を取ったがこれは作業用の道路であった。 引き返し高度を上げて行くが、途中から雪道となり氷化している。目の前に峠が見えていたのでそのまま進むが、スリップし始め車が登れなくなった。急遽チェーンを付けることにした。久しぶりのチェーン装着作業のため、思わぬ時間をくってしまった。 矢の川峠には案内書にある歌碑がたっていた。丁度この季節を詠んだものであろう。矢の川峠から先も道は続いていたが雪が付いており、そうでなくても車で通過するのは困難な道のようであった。やがて廃道になるのであろうか。 身支度を整え急いで出発する。鉄塔のあるところまで一登りである。ここからは尾鷲から矢の川峠に続く旧林道を俯瞰することができる。一旦下り、登り返すと立ち枯れた大木がある。暫く登ると北側が切り開かれたピークに達する。ここで休憩する。 90度右に曲がり植林帯に入る。急な坂を下りきると林道からの登山道と出会う。ここで右足を曲げると痛みが走った。暫く同じような植林帯の道を進み岩が現われはじめると頂上は近い。 頂上は広く、北に開かれており尾鷲湾や大台ヶ原が望まれる。近くに望まれるはずの橡山や保色山はどれか判別できなかった。 冬の日没は早いのに加え、右足に痛みがあったので早めに帰路についた。足の痛みは暫く歩くと退いていった。登山口に戻った時、丁度日没になった。 |