【日 時】 | 1998年 2月23日(月) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 高室山(810m) |
【ルート】 |
(13:30)自宅==(15:30)高室山林道--(16:30)高室山--(15:30)高室山林道 ==(20:00)自宅 |
【所要時間】 | 3時間00分 |
【メンバー 】 | 単独 |
家用をしていたら午後になってしまった。この時間からでかける範囲で未踏の山ということで高室山を目指す。鞍掛峠はまだ通れないので滋賀県回りとなった。林道に入り通れない箇所もあるような案内もあったがそのまま進む。まだあまり手入れされていない状態である。地蔵峠からの下りあたりから雪が現われた。「杉」の廃村を過ぎた所で折れた杉の枝が道路を塞いでいた。何とか通過できそうではあるが、枝を道路脇に移そうとした。が、ビクともしないので道路脇を恐る恐る通過する。橋を渡って右折する。直進すれば保月方面。 ここからダートとなる。やや荒れてはいるが雪もなく、伐採場のような所に着く。この先、林道は続くが、目的の高室山も見えているので歩くことにする。林道を進んでいくと地図で表示されているより先にも道は続いている。左に大きく曲がり高室山を南西から北東に横切るように林道が付いている。林道は高室山から北西に続く鞍部で終わっている。 ここから高室山に取っ付くが鞍部に赤布や踏跡らしいものがあるが、やがて否応なしに笹薮に突っ込むことになる。雪が出ている部分を選んで進んでは、笹薮との格闘を繰り返す。距離的には短くやがて鉄塔の立つ山頂に到着する。 山頂について驚いた。これほどの景観を鈴鹿では見たことがない。眼下を覗けば砕石場が大きく山を削ってまるでクレータのようになっている。鈴鹿の最高峰御池岳の前にある鈴岳が全くその名のとうり鈴の形にみえる。三国岳や霊山も望まれ、鍋尻山がなだらかに広がっている。そして琵琶湖が大きく大きく横たわっている。対岸の比叡や比良山系が高く、こちら側の平野の中に低い山が点々と存在している。 暮れなずむ夕日を眺めながら下山に付く。帰路は南西への踏跡をたどるが、やがて茨っぽい植林帯に入ってしまい道を失う。林道までの距離が短いことは確かなので、間違いない方向を強引に進み林道の上にでる。帰りは気温も下がってきたので、地蔵峠まではチェーンを巻いて進む。 今年は暖かく福寿草を期待していたが、杉の廃村ではまだ咲いていなかった。 |