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【日 時】 | 1998年4月 4日(土) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 後山(1345m)、氷ノ山(1510m) |
【ルート】 |
(6:00)元湯==(7:00)後山キャンプ場(アップダウンコース)--(7:00)本道分岐 --(9:00)船木山--(9:30)後山山頂--(11:30)後山キャンプ場==(12:00)武蔵会館 ==(14:30)氷ノ山キャンプ場--(15:30)氷ノ越--(16:30)氷ノ山--(15:30)氷ノ越 --(17:30)氷ノ山キャンプ場==(21:20)城崎武玄会館 |
【所要時間】 | 4時間30分(含休憩),3時間00分 |
【メンバー 】 | 二人 |
本日は後山・氷ノ山・扇ノ山の予定である。後山キャンプ場施設は立派であったが、まだシーズンには早かった様子で、トイレなどの清掃はいきとどいていない様であった。キャンプ場の手前で登山口があったが、本の案内に従って管理棟のある裏のコースに取り掛かるが、これは大きな間違いであった。 低い笹の続く木道を急登し岩場を越えると、左に大きくトラバースする。暫く進むと大きく下りになってしまう。登りの道があるはずだと思い探すが、ない。どう見ても下りが本道である。少し下ると、奥に滝がありその岩の下に道が続いている。思いもしなかったアップダウンの険しいトラバース道を苦労しながら進む。暫く進むと、本コースの太いしっかりした道と出会いほっとする。 ここから船木山までまだ1.5kmの標識がある。この時間では船木山近くに達している予定であったのでガックリである。はなから余計な労力を使ったため、本日はせいぜいあと一山と決める。しっかりとした道を気を取り直して、歩を進める。船木山まで500mの地点で一服し不要な荷物をデポする。 木道を登りきると駒の尾山からの稜線に出る。対面の和名倉山も大きくみえる。船木山は後山までの通過点のような感じである。潅木で視界はあまりきかない。後山が指呼の間に見える。一旦下り後山に取っ付く。少し雪も現われる。後山からも眺望は今一つであるが、冠雪した氷ノ山・扇ノ山が美しく望まれる。東の方にも道が続いていたが、これが未だ女性入山禁止の修験者の道であろうか。里がすごく近くに見える。この地域の特色であろうか。 下山中2・3組みの登山者と出会う。暖かく汗ばむ様な陽気になった。帰りは本道を下ってきた。駐車場で一服し本日のスケジュールを見直すことにする。今回の登山の主目的は氷ノ山に登ることである。氷ノ山は3時間程度で登れる模様で時間的に少しゆとりがあったので、宮本武蔵の郷を訪れることにした。 国道を戻ると宮本武蔵駅があり、その奥に宮本武蔵の郷があった。温泉付き宿泊施設と宮本武蔵の紹介館や土産店があった。庭園の桜は満開で麗らかな陽の下でのんびり酒宴をしている人もいた。 ここから、国道53号線を一旦北に進み、今在家から国道29号線に向かい、29号線の若桜から氷ノ山登山口のあるキャンプ場を目指すことにした。途中、智頭などいずこも桜が満開で、ずっと桜のトンネルを通っている状態であった。 キャンプ場はスキー場の一角にありキャビンなどが整っていた。登山口から少し行くと完全な雪道になった。鬱蒼とした杉林を抜けると小さな谷があり、中年の夫婦と出会う。ここから暫く急登が続く。登りきった所が氷ノ越である。小屋があり中には誰もいなかったので、不要な荷物をデポする。 氷ノ山は対面にあり、1時間で着けるか不安がよぎる。歩きだして、まもなく団体さんとすれちがう。尾根伝いの道はトレースがしっかり付いている。風もなく天気も良いので、問題は体力だけである。岩稜帯のある地点の手前の雪原で休憩をとる。岩稜帯は左へのトラバース道となる。雪は氷化していないが、妻は雪道は苦手である。一歩一歩ステップキックでトラバース道を抜ける。ここから頂上までが厳しい斜面である。妻は元気だが私はバテ気味である。 山頂は広場になっている。特徴のある三角形の屋根の赤い避難小屋が目に付く。展望は抜群である。暖かいとはいえ、ここはまだ雪の世界である。さきほど登った後山のあたりは、特徴のないスカイラインで今一つ同定に自信が持てない。鉢伏山はちょうど対面にあたりスキー場など、その全貌が望まれる。 時間も遅いので、記念写真を撮り下山にとりかかる。妻は雪の下山も苦手である。踵とから足をつければとアドバイスしたら、少し解ったと言っていた。トラバース部分ではまたステップキックで通過する。やはり雪上訓練を一度しっかりやるべきか。氷ノ越の小屋に着きデポした荷物を取りに小屋に入ると、往路ですれ違った団体さんがいた。今宵はここで宴会の様子であった。キャンプ場に着くと日も暮れかけていた。 本日の宿は城崎温泉の近くの国民宿舎武玄会館である。地図によれば道なりに進めばに国道8号線に出るはずである。車を走らせていったが雪が多く無理を感じたので鳥取まわりでいくことにする。暗闇となり、途中、鳥取市や鳥取砂丘など観光していきたい所も通過して、9:20国民宿舎に到着する。 |