静ヶ岳

静ヶ岳
静ヶ岳から竜ヶ岳を望む

【日 時】1998年4月26日(日)
【天 候】
【山 名】静ヶ岳(1088m)
【ルート】   (11:00)大河原(徒渉)--(12:00)徒渉終了(風穴、シャガ満開、靴下)
--(13:30)治田峠--(14:30)銚子岳--(15:30)静ヶ岳--(16:00)銚子岳(ピーク往復)
--(17:00)治田峠--(18:30)大河原(徒渉、ヒル)
【所要時間】6時間30分
【メンバー 】二人


昨日までは雨で、川の水量が増加していることが、予想される。大河原に着いた時は、10台前後の車が駐車していた。身支度を整えていると、後から来た人が車を停めてすぐにでかけた。半袖・半ズボンのいでたちであったが水量が多いと言ってすぐ引き返していった。

我々も心配しながら川に向かった。川は増水していることが分かったのではっきりした山道になるまで靴下を脱ぎ、ズボンの裾をまくったいでたちで進むことにした。最初は戸惑っていた徒渉も暫くするとジャポン・ジャポンという川遊びに変わっていった。1時間ほど徒渉を繰り返し風穴の下の河原で一服することにした。ここで行動食をとりくつろいでいると、妻が足にヒル吸い付いていると言い出した。見てみると、足の甲に黒いヒルが付いて尾をしきりに動かしている。軽く握っても取れないのでしっかり掴んでやっとのことでヒルを離すことができた。雨の後はヒルに注意!。この時、単独行が行きおいよく側の坂を登っていった。

まだ少し徒渉があるのでしばらくは同じいでたちで出発する。風穴を通過した後あたりからシャガが群落をなし満開のお花畑になっていた。やがてはっきりした山道になったので靴下を履き(はき)、いつものいでたちになる。治田峠まではやや急な登りになる。祠がある所までが遠くに感じられる。

治田峠では先ほどの単独行ともう一人の単独行が休んでいた。先ほどの単独行はストーブを点けゆっくり昼食をとっている様子であった。我々は簡単に行動食をとり先を急ぐことにした。

治田峠からの最初のピークを越えた所で、道の中央で食事をしている人がいた。一旦下り、銚子岳への登りにとりかかる。銚子岳の山稜付近でヘルメットをつけた4人のグループに出会う。ズボンが汚れていたので銚子谷の遡行でもしたのであろうか。時間的にゆとりがないので銚子岳には行かず、静ヶ岳へ急ぐことにした。体調はあまりよくない。大きく下り銚子谷の頭につき静ヶ岳への登りにかかる。木陰の気持ち道が続くが体調が良くないため、喘ぎ喘ぎ登る。以前きた場所から大きく右に静ヶ岳への道が続く。ここからなだらかな登りになるが、随分時間をかけてしまった。

天候もよく山頂からの眺望は抜群であった。笹で覆われた竜ヶ岳が指呼の間にある。大の字の寝転ぶと青空があり、まんさくのような黄色い木の芽が目の前にあった。鮮やかな印象を受けた。

体調が悪いので早めに下山する。銚子岳山稜への登り返しをなんとか登りきった。10分ほど西へ行くと銚子岳へ着く。ここからは藤原岳の眺めが素晴らしかった。

治田峠から日も落ち始めたので、ヘッドランプを用意し先を進める。川の徒渉は往路で分かっていたので問題なかった。大河原に着いた時はすっかり日も落ちていた。家に帰り私の足をみるとヒルがついていた。



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