経ヶ岳(福井県)

経ヶ岳
杓子岳から経ヶ岳を望む

【日 時】1998年5月31日(日)
【天 候】
【山 名】経ヶ岳(福井県)(1625m)
【ルート】   -(10:00)経ヶ岳登山口--(11:00)保月山--(11:30)杓子岳--(12:30)経ヶ岳
  -(15:00)経ヶ岳登山口==(17:00)六呂師高原温泉
【所要時間】5時間00分
【メンバー 】二人


先週、中央アルプスの経ヶ岳に行ったが本日は福井県の経ヶ岳に出かける。自宅から関ヶ原ICまで1時間。北陸自動車道で福井ICまで2時間半。大野市でコンビニでパンを買い、ガソリンを給油し六呂師高原方面の道を聞く。六呂師スキー場は知っているが、経が岳は知らない様子。地元の人には人気のない山かなと思った。教えられた通り、日石のガソリンスタンドを曲がり道なりに進むと六呂師高原の方面に進む。

少し行き過ぎたが、案内書を確かめ法恩寺広域林道に入る。ゲートは開いていた。岡本氏の報告にもあったが、唐谷からのコースは厳しそうであったので、さらに広域林道を進みポケットパークまで車を走らせる。対岸に荒島岳が見事に聳えている。駐車場は既に一杯で道路脇に車の列ができていた。あいているところを見つけ駐車していたら、ボーイスカウトの一団がやってきた。車4〜5台があっというまに駐車する。小学生らしい子供達が出てきて忽ち賑やかになる。彼らはすぐに出発すると思っていたが、車に酔った子供もいる模様なので、私達は身支度を整え先に出発する。

林道を行くと六呂師高原温泉から三角山を越えてきた道が横切っている。登山道はやや急なところもあるが概ね緩やかで、ぶなの林を登っていく。陽射しが強いのでぶなの林にほっとする。1時間ほどで保月山に着き一服する。北西方向が開け山稜が見えるが「あれはまだ経ヶ岳ではないだろう、杓子岳ではないか」と推量したが、それは中岳であった。

ここから杓子岳まではアップダウンや岩場や急登もありこのコースではきつい部分であった。杓子岳からは正面に経ヶ岳が大きく現れる。雪はもうないが、頂上までの道のりが厳しそうであった。杓子岳で一服していると元気のいい中年の男性が中岳方面からやってきた。唐谷から経ヶ岳に登り、保月山コースで下り林道を通って唐谷まで戻るとのこと。県内の人のようで私達が三重から来たことを伝えると、ようこそ来て下さいましたとばかりに写真を撮ってくれた。

ここから中岳までは草原状の気持ちの良い道となる。中岳からの下りは眼前に経ヶ岳が大きく迫ってくる。大きく下った所で唐谷から道と出会う。ここからは山頂までは急登が続く。暑さも重なり、かなりバテてしまった。ファミリーで登っていたグループがいたが大人達のほうが参っていた。

やっとのことで山頂に達した。妻は終始、元気満々であった。山頂は広く展望は抜群であった。白山、別山、2〜3の峰、願教寺、薙刀、野伏、小白の山々が屏風の如く連なっている。その向こうに昨年登った大日岳があり、彼方に御岳も見えた。対岸には荒島が大きく聳え、大野盆地の背後に部子山・銀杏峰も奇麗に見えた。20万分の1を持ってこなかったので能郷白山や平家岳は今一つはっきりしない。経ヶ岳に連なる赤兎、長官山、法恩寺山は指呼の間に見えた。北西に越前・加賀大日岳も望まれ、この地方の魅力を存分に味わうことができた。

帰りは案内書に紹介のあった六呂師高原温泉に立ち寄ってきた。水を飲めば肝臓に効くとの効能書きがあった。


ホームページにもどる