人形山

【日 時】1998年6月 7日(日)
【天 候】
【山 名】人形山(1726m)
【ルート】   -(08:00)人形山山口--(09:10)第二展望台--(09:30)宮屋敷
  -(11:00)人形山--(13:30)人形山山口
【所要時間】5時間30分
【メンバー 】単独

前日、下梨の民宿にとまる。人形山の山開きに参加する方は、朝8時に中根に集合するようにとのアナウンスが流れる。

朝7時民宿を出発。新潟からの山旅で報告されていたように二つの大きなカーブの案内がわかりづらい。中根山荘に着くが、上の登山口まで行けるとのこと。7時20分着。駐車場は、下草が伸び放題で手入れが全くされていない状態である。ほとんどの人が三々五々登りにかかる。山開きの主催者らしき人に聞いてみると、8時から簡単な神事らしいことを行うとのことでその時間まで持つことにる。待っている人と、山の話や写真を取り合う。その間にもほとんどの人は登りにかかる。

山開きの垂れ幕もかかり、地元の青年会の代表らしき人があいさつを述べる。雪解けの頃、手をつないだ二人の娘の人形の型が山腹に現れる等の由来を聞いた後、山に向かって手杓を打って、さあ、登山開始である。いつのまにか、30人程の人が集まっていた。最初から長蛇の列の後に付けることになった。遅いペースかなと思ったが、結構いいペースで登っていく。それにしても私の前の女性(40代?)と後のキスリングの男性(50代)は非常に強い。この男性とは頂上まで行動を共にすることになった。

傾斜は時々ややきつい所もあるが、ほぼ一定の登りである。40分程登った所でグループが道をあけてくれる。50分程で第一休憩所に着いたようであるが人が多いのと第一休憩所かどうか、判別がつかなかったので先に進む。(後から考えるとこれほどはっきりした休憩所はなかった。)前の女性とペースを合わせていたが、やがて私はペースダウン。後の男性は第一休憩所で休んだ模様だが、猛烈なペースで掛け登ってくる。煽られるようにぺースアップしたがこれはあまりよくなかった。

第二休憩所で一服とする。地図を見ると先はまだ長い。4分の1といった所か。5・6歳の子供から70〜80代と思われる人まで、様々な人が登っている。200〜300人位は参加しているのだろうか。

第二休憩所で一呼吸入れて、宮屋敷をめざす。やや傾斜がきつい。息のあがった状態からペースを整えながら進む。曇っているせいもあるが、展望は全くきかない。

宮屋敷で一服。晴れていれば人形・三ヶ辻の絶好の展望台とのことだが、生憎の曇空である。天気予報では午後からよくなるとのことだが。ここでは、ほどんどの人が休憩をとる。

ここからは、急な箇所はなく楽な道だとキスリングの男性は言ったが、岡本氏のレポートでは三ヶ辻の分岐の登りが大変そうだと書いてあったので、気持ちを引き締め出発。予想どうり、分岐への登り口までは快適に歩行できたが、三ヶ辻の分岐への登りはなかなか大変であった。一瞬ではあるが、視界が開け三ヶ辻の山頂が望まれ渓谷の奥深さを垣間見ることができた。休憩はとらずそのまま人形山へ向かった。二つ程ピークを越えた後,人形山に山頂に到着。狭い山頂は人でごった返していた。ここには、三角点はなく測量用標石があった。数十メートルほど先に行った所が刈り払いされた広場になっており、大勢の人が休んでいた。

天候は回復せず、展望は得られなかったので三ヶ辻へは向かわず下山することにした。宮屋敷で休憩した。帰路も非常に長く感じられた。

同行したキスリングの男性は立山からやってきたとのこと。山開きに参加して地元の人の言葉を聞いて楽しかった。また、地元の人とふれあえるいい機会であると感じた。下山後の山開きの主催者が用意した五箇山豆腐の入った??汁が非常においしかった。


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