釈迦ヶ岳

【日 時】1998年6月28日(日)
【天 候】
【山 名】釈迦ヶ岳(1800m)
【ルート】   -(6:00)旭林道頂上登山口--(7:00)登山道出会--(8:30)釈迦ヶ岳
  -(10:30)旭林道頂上登山口
【所要時間】4時間30分
【メンバー 】単独

土曜の午後から出かけ、深夜に発電所の駐車場で仮眠をとる。翌朝起きれば反対側に一台RV車が停まっていた。朝食をそそくさとすませ出発する。途中、釈迦ヶ岳登山口まで8kmの標識あり。上に登るほど道はよくなる。登山口の標識なる地点に着くが、まだ坂の途中で、先にまだ登山口があることをインターネットで見た記憶があり先に進む。林道頂上で登山口が左手にあった。私が、一番手のようだ。ここより肩ほどの高さの笹林の中の道をひたすら登る。視界は1500m以上は霧で西風がやや強めである。

下からの登山道と出会うあたりから、開けた尾根になる。ここで一服する。踝ほどの高さの笹や下草で非常に歩きやすい。霧で下草がしっかり濡れているので、雨具を着込む。立ち枯れの木に白い花が咲いていたが、よく見ればガクアジサイ(本当はツルアジサイだそうです)がまるで自分の木のように寄生していた。花の色が白でなく緑っぽい、バイケイソウとよく似た花の群落があらわれる。

朝早く、霧のためであろうか鹿の泣き声が聞こえる。道を進めていくと二匹に鹿にであう。顔を合わせると、さーっと逃げていった。カモシカではない。普通の日本鹿?であろうか。鹿の泣き声は千丈平まで聞こえていた。鹿の生態密度はかなり高いのであろう。

晴れていれば、木の間から大峰の主稜などが望まれ快適な稜線漫歩が楽しめるのだろう。本日は生憎な空模様のようだ。吉田ノ森がどこなのか分からない状態で、テント場についた。ここで道なりに進むと木に赤ペンキで深仙と書いてあった。読みずらかったが、そのまま進むと下りになってしまいどう考えてもおかしいと思い直し稜線ぞいに道を探し、暫くすすむと釈迦ヶ岳<==>旭林道の標識が現われた。ここからは急登になり標識のある所に出た。標識には釈迦ヶ岳10分と書いてあった。大峰奥駈の稜線であった。吉田ノ森のピークはまだかと思っていたので、何ともあっ気なく達してしまったものだ。

頂上は西からの風がやや強く、霧で視界はない。釈迦如来の大きな像が立っていた。晴れれば大峰の主脈や果無山脈、護摩段山や伯母子山などの大展望が望めるとのことだ。頂上には、私一人であった。

視界もないので、下山にかかる。千丈平はテント場や椅子などがある所なのだろうと思ったが水場はどこにあるのだろうか。千丈平と吉田ノ森の間で発電所のRV車の夫婦と出会ったが、これが本日唯一の登山者であった。途中、深仙堂という標識があった。吉田ノ森はどのあたりなのか結局、分からずであった。下からの登山道との出会いたりから眺望がよくなった。本日は遅くなるほど、晴れていった。



ホームページにもどる