伊吹山

サラシナショウマ
サラシナショウマ
トリカブト
トリカブト

【日 時】1998年 8月23日(日)
【天 候】
【山 名】伊吹山(1377m)
【ルート】 (10:30)自宅==(12:00)さざれ石公園--(13:30)炭焼小屋跡--(15:00)伊吹山山頂(16:30)
--(18:00)さざれ石公園==(18:30)薬草湯(19:30)==(21:00)自宅
【所要時間】6時間00分
【メンバー 】二人


土曜日が試験でつぶれてしまったため、どこに出かけようかと思案する。近場ということでさざれ石公園からの伊吹山ということにする。スキー場からのコースやドライブウエーからなど伊吹山は何度か来ているが、昨年虎子山に登ったついでに国見・大禿などに登って機会があれば北から伊吹に登ろうと考えていた。

さざれ石公園前の駐車場に車を停め出発する。駐車場から10分程でさざれ石公園。遅い時間なので帰りにじっくり立ち寄る事にする。いきなりの急登とムンムンする暑さで農業作業小屋の現われた所で水分を補給する。このあたりは作業用の道が入っているが、本の案内通り谷筋を真っ直ぐに登る。あまり木陰の得られない暑い暑い草いきれの中を進む。汗が止め処もなく吹き出す。足元を見ると、草叢が蠢めいている。バッタや小さな虫が足を進める度に飛び回る。蛇の出現に注意しながら注意深く歩を進める。暫く進むと休憩に格好な木陰が側に現われる。山頂に行けば自動販売機もあるので充分、水分を補給する。

草原状の領域が続くが、陽射しを受ける草原状の領域はむんむんとした草いきれが加わり暑さも倍加する。やがて鬱蒼とした自然林の中へ入る。陽射しが遮られほっとする。足元も草叢がなくなり涼しく感じられるようになる。炭焼き小屋跡で休憩とする。フシグロセンノオを見かける。快適な自然林も稜線近くになるとカルスト特有の草原の状態となるが、風が通り少し涼しくなる。上の方に人が見えるようになりスカイラインも間近かになる。人がいる方にそのまま登ってしまいスカイラインに出てしまう。

スカイラインは渋滞の最中であった。地図によれば車道をしばらく進めば伊吹山への登山道がある筈であったが、判明できなかったのでそのまま車道を歩くことになった。渋滞で車が列をなす中の歩行はなかなか草臥れるものである。途中で休みたかったが我慢して駐車場まで歩く。駐車場からの登り口の前で、自販機で缶コーヒーとポカリを飲む。

駐車場から山頂までの山道は観光客で溢れていた。妻は二度目の山頂であったが、以前登った時は春でまだスカイラインが開通されてなく、山頂の店も開かれていなかった。それに比べれば本日は溢れんばかりの人だかりである。アイスクリームと牛乳を買って南側のベンチに座って食べる。傍らに座っていた、老夫婦が「下から登ってきたのですか」と聞かれる。「さざれ石公園から3時間で来ました」とこたえる。

測候所の方から地図にある道で帰るつもりで東側のお花畑を散策する。サラシナショウマの群生やトリカブト等等、伊吹山の花・植物の種類は実に多い。山麓からも色々な植生が見られる。これら一つ一つの名前や生態など即座に応えられるようになりたい。散策路を道なりに歩いていたが、地図にある道は発見できず元の駐車場に戻ってしまった。
*私の持っているエリアマップは1994年のもので、現在(2002年7月時点)ではこの東尾根のコースはなくなってしまったとの指摘を伊吹百歩きの「さるぼぼ」さんから戴きました。ありがとうございました。

またもや自販機で水分を補給し、下山である。車道を歩くが来たとき程の辛さはない。車道から笹又への道に降りる所で山頂で言葉を交わした老夫婦がいた。下って行く私達を見ていたようだが、なんだか恥ずかしい気持ちであった。稜線から下ると風がなく自然林の中も来たときほどの快適さはない。登りの時休憩したのと同じ場所で一服する。大きな石碑の立っているさざれ石公園で君が代発祥の説明文を読む。

汗びたしになったTシャツを着替えるため春日村にある薬草湯へ急ぐ。温泉ではないが伊吹山麓でとれた色々な薬草袋があり効きそうである。ボコボコと木のエキスのような泡沫も出ておりこれも強かった。



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