三国岳

【日 時】1998年 9月19日(土)
【天 候】曇り
【山 名】三国岳(1209m)
【ルート】 (10:30)自宅==(13:00)駐車場--(14:20)夜叉ヶ池--(14:30)夜叉丸--(15:00)1206m峰--(16:00)三国岳--(17:00)1206m峰--(18:00)駐車場==(20:30)自宅
【所要時間】 5時間00分
【メンバー 】単独



明日は予定が入っているため山行は本日のみである。家事を済ませ10時過ぎからでかける。本日は近畿百名山の中でも手強そうな三国岳とする。春に挑戦した時は林道が落石で通行できなかった。台風6号の影響か岐阜県に入ってずっと雨で久瀬村付近では可成の雨が降っていた。今日は中止にしても仕方が無いと思っていたが、林道に入って雨足が跡絶えた。途中以前来た時にはなかった、夜叉ヶ池の案内をしてある立派な建物があった。

駐車場に着いた時は13:00であった。いつものように午後からの山歩きである。駐車場には既に下山して来た人もいた。様子を見ると風は強いが雨具はなくてもよいようであった。いったん谷に降り木橋を2つ渡り左岸を進む。夜叉ヶ池まで1/4,2/4の標識が目新しい。谷に沿って気持ちのよいぶなの林の中を進む。夜叉壁とぶな林と谷がこの山域の魅力である。風が強いので、幽玄の滝・昇龍の滝をやり過ごし夜叉ヶ池手前の水場で休憩とする。

夜叉ヶ池の稜線は風が強かった。福井側は晴れている。三周ヶ岳方面から降りて来た三人のパーティも苦労していた。この稜線上からの夜叉ヶ池・夜叉壁・三周ヶ岳の景観は素晴らしい。夜叉丸まで思ったより時間を掛けてしまった。山頂は低い笹原となっており気持ちの良い山頂である。少し進むとこれから目指す1206m峰・三国岳が望まれる。ここから藪こぎか始まると考えていたが、藪は刈り払われておりすんなり1206m峰に着く。1206m峰は展望はなく道がそのまま三国岳方面についているだけであった。

道なりに進むと分岐があり、まっすぐ進むと下ってしまうので、左の道を採る。このあたり私の本では廃道になった道が記述されているがこの道を見つけることはできなかった。まっすぐ降りている道は福井側に降りていた。いよいよ藪こぎか始まると考えていたが、ここでも藪は刈り払われていた。今日は藪こぎで出発時間から考えて登頂は難しいと考えていたが、少し拍子ぬけである。刈られた根まがり竹が脛などに直接あたらないように注意しながら進む。大きく下り同じ位の距離と高度を登り返す。最後の三国岳への取っ付きに水場があるがこの水は飲めそうにない。

三国岳までは思った以上に遠く感じられた。山頂は真新しい三国岳の看板と今年の登頂札が掛かっているのみであった。天候は遅くなる程よくなり、夜叉丸まで戻ったあたりでは周辺の山は雲がとれていた。夜叉壁の向こうにゆったりとした高丸が印象的であった。機会があれば挑戦したいものである。夜叉ヶ池にはテントが2張りあり、賑やかそうであった。駐車場に帰った時、私の車しかなかったので、福井側から登ったパーティーであろう。幽玄の滝の対岸にはきれいな滝があった。日没になったが駐車場から国道にでるまで、3度車の前を横切る動物がいた。なんと同じ動物で全てウサギであった。この辺りはウサギが多いのであろうか。

三国岳は三つの国に跨った山である。先日の山行でも同じ三重・滋賀・岐阜に県境を持つ三国岳に登ったが、全国にいくつあるのだろうか。



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