西方ヶ岳

【日 時】1998年10月31日(土)
【天 候】
【山 名】西方ヶ岳(764m)
【ルート】(10:30)自宅==(13:30)常宮神社--(14:00)奥の院展望台--(14:30)銀命水--
(15:00)オウム岩--(15:30)西方ヶ岳--(17:00)常宮神社==(20:00)自宅
【所要時間】 3時間30分
【メンバー 】単独



家事を済ませ10時過ぎからでかける。本日は近畿百名山の西方ヶ岳とする。敦賀三山の一つでもあり、敦賀半島の最高峰でもある。関ヶ原から高速に乗り順調に敦賀着。常宮神社に着いた時は13:30であった。いつものように午後からの山歩きである。福井県の山(山と渓谷社)の案内どうり神社の右の民家に登山口の標識があった。

田の間を抜けると、整備された階段状の登山道となる。野坂岳もそうであったが、敦賀市がこの山にかける愛着がしのばれる。急な道の横に大きな岩が現われる。奥の院展望台である。先客の下山者の中年女性が休んでいた。麓の常宮や敦賀市、気比の松原、敦賀湾を挟んだ対岸の原子力発電所などが望まれる。

この岩場帯を少し登ると、緩やかな山道となる。道の傍らに、青色のリンドウが目に付く。だらだらとした登りを30分ほど登ると銀命水と言う水場に着く。岩の下に水が流れていた。このような山で水場がこのような形であることに驚いた。ここが西方ヶ岳への中間点のようだ。

さらに30分程登るとオウム岩があった。案内によると天然記念物とのことだった。岩の上に立つと西側にこれから目指す西方ヶ岳の山稜が望まれた。花崗岩質の岩が所々に点在して、この山を特徴づけている。オウム岩の上に立つことはできるが、この岩がどんな形になっているのか良く分らなかった。

オーム岩から一登りすると、またなだらかな山道となる。あたりは、ぶなの林となり延々と山頂まで続く。30分程で山頂に着く。避難小屋は三角形の青い屋根をしており上に避雷針があった。山頂標識の横を行けば見晴らしのよい岩場があった。鶴賀湾の全貌が望まれる。敦賀市の南には野坂岳が聳え立つ。北は敦賀半島が伸びやかに望まれ、さざえヶ岳の岩場が印象的であった。西方ヶ岳からさざえヶ岳に続く山頂一帯は広大なぶな林となっており、夕日にぶなの紅葉と所々に点在する白い花崗岩が映え美しい景観を造っている。対岸の原子力発電所の建造物が異様に目立っていた。

人気の山のようで10組ほどの、登山者にであった。敦賀三山にそれぞれ登ってみたが、いずれもよい印象を持った。敦賀市の市民の山という感じがした。私の街からでも1〜2時間ほどで手軽にぶなの林に出会える山であり、また来てみたいものである。



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