【日 時】 | 1998年11月08日(日) |
【天 候】 | 晴 |
【山 名】 | 三重嶽(974m) |
【ルート】 | (9:30)自宅==(12:30)車(河内谷林道)-- (13:30)本谷橋--(15:00)三重嶽--(16:30)本谷橋 --(17:30)車(河内谷林道)==(20:00)自宅 |
【所要時間】 | 5時間00分 |
【メンバー 】 | 単独 |
昨日のオートバイ騒動で石津御岳は登れなかった。本日は以前からの懸案であった三重嶽(さんじょうがたけ)を目指すことにした。近畿百名山でも難しい山との紹介が囲炉裏のホームページにあった。出発時間も遅いので登頂はダメモトで出かける。 高速道路を木の本ICで降り国道を8号線、303号線、161号線と乗り繋ぎ今津から、函館山スキー場に到着する。道路の案内によれば河内谷林道は通行止めとの案内があった。他の山の案内書を持って来なかったので、このままスゴスゴと帰るより行けるところまで行ってみることにした。スキー場を抜け、石田川からの道と合流する所から道はダートに変わるが、暫く進むと案内どおり土石が道を塞いでいた。 車を停め林道歩きとなる。渓流釣りの車も2〜3台停まっている。途中、猿が林道を悠々と歩いているのに2度出会った。林道は10箇所ほど土石で埋まっている部分があった。8月から10月頃までの台風の影響であろうか。これでは復旧にかなりの時間を要するであろう。 一時間ほどで目的の本谷橋に到着する。ここまで橋らしいところは三重嶽橋があったのみだが、囲炉裏にあった山行記録はどこから登り始めたのであろうか。本谷橋右岸には赤テープがありテープを辿りながらの登りが始まる。 踏跡はやや薄いがはっきりした道が続いていた。いきなりの急登で一気に山稜まで続く。赤と白のテープを拾いながら自然林の中を進む。気持ちの良い登りが続く。もっと激しい藪を想像していたが、やや拍子ぬけである。 登りきった所からは潅木の覆った歩きにくい林をテープを確認しながら忠実に尾根をたどる。山頂手前のピークに達するとはっきりとした道になる。笹が現れるとすぐ山頂に着いた。 二等三角点はあるが、眺望はない。台地状になっており西に見えるピークの方が高そうに見える。しかし道はなく密度の濃い藪である。囲炉裏の人達はこの藪の中をここまで来たのであろうか。 時間も遅いので下山にかかる。山頂手前のピークを道なりに越え快適に下山していた。が、登りには目にしなかった黄色のテープがある。テープが随所にあるので、大丈夫だろうと考えそのまま進んだが、やがてテープを見つけられなくなった。 以前、岐阜の花房山でこのような状態になり、強引にそのまま進んでビバークをするはめになったことがある。ここは迷わず、もと来た道まで引き返すのがベストである。山頂手前のピークまで戻り、来たと思われる尾根をたどると目指すテープがあった。あとは日の落ちないうちに本谷橋まで下山することである。テープの間隔が疎らになる部分を慎重に通過し無事、下山することができた。 帰路は高速に乗った。米原手前のPAで軽食をとっていたが、関が原で事故があり渋滞しているとの情報を得た。米原で降り国道を走ったが高速は大渋滞であった。 「本谷橋からの道はやがてこの山の本道になるのではないか。しかし下山は注意を要する山である。」という印象を持った。 |