英彦山

英彦山北岳
英彦山中岳から北岳への途中で北岳を望む

【日 時】1998年12月30日(水)〜31日(木)
【天 候】
【山 名】英彦山(1200m)
【ルート】 30日 (12:30)蟹江==(14:00)栗東==(15:30)加西SA==(18:30)三次
==(21:45)下関==(22:15)小倉 
31日 (10:30)別所駐車場--(11:45)中津宮--(12:20)中岳--(13:20)北岳
--(13:40)中岳--(13:50)南岳--(14:15)中岳--(16:00)駐車場
==(18:00)久留米==(20:00)人吉
【所要時間】5時間30分
【メンバー 】二人


10:30 土産物屋の前の別所駐車場に車を停め出発。歩いて10分ほど、鳥居前で写真を写そうとすると店屋のおじいさんが「撮りましょう」と近寄られた。ご好意をありがたく受ける。

石段を少し登ると奉幣殿に着く。今、奉幣殿の屋根は葺き替えの時。柿葺材として一枚千円の案内を見る。桧皮葺の屋根を見たかったのであるが、葺き替えも又、奉幣殿を永く保存するため必要なこと。それに代わって、龍神水を飲んだ。天之水分神(あめのみくまりのかみ)のもと、流水を疎通、分配することを掌るといわれ、修験行者が入峰時に必ず水筒に入れ、峰中の保健飲用として用いたとか。近来は、不老長寿の御神水となり、円通の瀧よりきている霊水との案内を見た。

出羽の羽黒山・大和の大峰山そしてこの英彦山が日本三大修験場として栄えてきたのだ。奉幣殿までに坊舎が右に左に見えていた。

11:20 10分ほど休憩する。

11:45 中津宮を通りすぎる。前方高くには冠雪した木々が清楚に美しかった。佐賀藩主鍋島清久が幼少の頃、転落したが命拾いしたといわれる「稚児落し」を右にみる。

12:00 ムスビ宮に着く。

12:20 大杉を両側に見て中岳(英彦山神社)に着く。社の東側で風を避けながら小休憩する。気温マイナス3度である。

12:50 北岳に向かう。急な岩場、うっすら雪がつもっている。襖にでも描けるような木々の冬景色を鞍部の上方に見る。すべり落ちないように、しっかり岩をもち足元を定める。

13:20 ぶな林を通って北岳に着く。展望はあまり良くなく、すぐに折り返し中岳に戻る。大晦日の準備であろうか、社の下の広場で出店を準備する夫婦が忙しそうであった。

13:50 南岳着。展望台に登り見渡す。みかんがおいしかった。ひとり登山者に出会った。 14:15 中岳に戻り下山開始。先ほどまで閉まっていた社の扉が開け放たれていた。ここはどのような大晦日になるのだろう。

14:45 休憩

15:40 鳥居に戻る。右側からおばさん、左側からおじいさん、お二人から「お帰りなさい」と声をかけられた。しいたけが欲しいと思いそれぞれから一袋ずつ買った。主人は二袋手にさげた私をみて笑っていた。

15:55 別所駐車場着

18:05 久留米から高速に入る。北熊本SAでそばを食べる。

20:00 人吉着。神城温泉に入る。そば定食を食べる。年忘れでいいのだろうが、主人がバッグを忘れる。店員さんが車まで急いでかけつけてきた。今年最後の「ありがとうございました」。


妻   記


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