納古山

【日 時】1999年 2月 7日(日)
【天 候】
【山 名】納古山(632m)
【山 域】岐阜(上麻生・七宗)
【ルート】 (10:00)自宅==(12:00)JR上麻生駅--(12:30)林道終点--(13:30)納古山(14:00)
--(15:30)JR上麻生駅==(18:00)自宅
【所要時間】 3時間30分
【メンバー 】単独

林道の入り口が解らず、上麻生駅まで行き駅前の案内図で確かめる。鉄道を渡ってすぐの製材所からが林道の入り口である。林道はまもなく雪道となる。私の車はノーマルタイヤであり雪道は全くお手上げである。チェーンを巻くのも煩わしいので引き返し上麻生駅前に駐車する。

出発は丁度12:00となり時を告げるチャイムが鳴っていた。林道は殆どが雪道であった。今シーズン初めての雪山である。人気の高い山のようで林道の終点まで何台かの車が道路脇に駐車していた。途中に中級者コースと初級者コースの案内があった。初級者コースを選択する。林道終点までは30分ほどかかった。

ここからは山道となり谷沿いに杉の植林帯の中を進む。少し急な所を登りきると尾根道になる。多くの人が通った後らしく雪は踏み固められておりアイゼンを付けるほどではない。1時間ほど歩いた所で休憩をとった。中高年の男女のグループが2組みほど賑やかに降りていった。

一ピーク登りきると目の前に納古山のピークが現われた。中級者コースが望まれアップダウンがあり楽しそうな印象を持った。最後の登りにかかると、下山者から「今からですか、遅い出勤ですね」と言われ思わず「そうですか?」と応えてしまった。

山頂は人気に相応しい眺望があった。数組の登山者がいた。午後になり遠方の眺望は失われていたが、目の前にある山々は私の未だ知らぬ山ばかりであった。国道41号線は高山方面へのアプローチには必ず利用してたが、こうして途中の山を目的に来ることはあまりなかった。案内板にある簗谷山が白く美しかった。また眼下の七宗の町や西に伸びる飛騨川が印象に残った。

下山は中級者コースをとった。2〜3の岩場のあるピークがあったが、南斜面でもあったため雪もなく快適に通過できた。尾根を快適に下り、左に折れる。暫くそのまま等高線沿いの道になるがここで道を間違えてしまったようだ。明瞭な踏み跡もなくなり、等高線沿いの道をひたすら歩くことになった。途中登りになる部分もあり引き返すべきか迷ったが、道はしっかりしており、このまま歩いてもいつかは林道か先程の登山道に出会うだろうと考えそのまま進むことにした。

結局登りに使った尾根沿いの登山道に出会った。後は来た道を帰る事になった。帰りに「道の駅七宗」に寄ってみた。納古山の詳しい地図があった。私の取ったコースを確認したが、殆ど降りているのに大きくルートを間違えたものだと思った。低い山で人も多いと思い、本の簡 略した案内図のみしか携帯していなかった。高度は低くても侮るべからずである。

余談ではあるが、恥ずかしいお話を披露せねばならない。実は昨日は別の山行を計画していた。泊り込みの準備をして出かけた。登山口まで着きいざ登山開始というときになって始めて靴がないことに気がついた。トボトボと家まで帰って一部始終を話すと妻は笑い転げてしまった。風邪に罹っていた妻も少しは元気を取り戻したのが唯一の救いか。反省すべきことの多い両日であった。



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