太神山・音羽山

【日 時】1999年 2月27日(土)
【天 候】
【山 名】太神山(600m)音羽山(593m)
【山 域】滋賀・京都
【ルート】 (9:00)自宅==(12:00)不動神社登山口--(12:30)太神山--(13:00)不動神社登山口
==(14:00)音羽山登山口--(15:00)見晴台--(15:45)音羽山--(17:00)音羽山登山口
==(20:00)自宅
【所要時間】1時間00分、3時間00分
【メンバー 】単独

天気予報では午前中は雨で前線が通った後は北西の季節風が強くなり寒くなるという予想であった。雨後はまだ暖かいとの予想もあった。当初は朝早く出かけて雪のある山を計画していたが、近場の無難なところにする。先日、三上山に登った時、眺めた滋賀の太神山と音羽山に出かけることにする。

自宅を私としては、早く発ったがいきなり四日市の「花フェスタ」の渋滞に引っかかり思わぬ時間を費やす。一号線から307号線に入る。信楽で307号線を左折。信楽と大津を結ぶ県道に入る。大鳥居で左折し暫く走ると太神山不動神社の小さな案内板があり、ダートの林道となる。林道の終点あたりに10台くらいの駐車スペースがある。その先も道は伸びているが、東海遊歩道となっており車止めがある。

支度を整え出発する。しっかりした道である。一登りしたところで田上からの道と出会うが、もうそこが太神山不動神社の境内である。大きな杉が鬱蒼としている。社務所の奥からは急な石段になる。登り切ると大きな岩の横に萱葺の太神山不動神社があった。急な傾斜の岩の斜面に巧みに木組みの土台を造っていた。社の上には大きな岩があり、胎内くぐりの割れ目があった。山頂はその後ろにあった。途中大きな木が倒れていたが、通行する部分は切られていた。山頂は杉の木があり、視界はなかった。

車のところに戻り、音羽山を目指す。大津方面に車を走らせる。石山寺駅から石山寺高校方面に行くが道が狭く解りずらい。音羽山の案内がありそれにしたがって進む。

音羽山まで4.5KMの標識があるところで車を停める。暫く人工的に作られた小川の堤を進む。砂防ダムの前で右岸に渡り林道になる。暫く進むとトイレのある立派な休憩所があり、その上が林道の終点である。車が2〜3台、置けそうだがここまで来るのは地図をよく読まなければ難しそうである。

ここから山道となる。暗い杉林をすすみ少し急な坂道を登り詰めれば千頭岳〜音羽山の稜線の道となる。急な木組みの道となる。先ほどの太神山があまりにもあっけなかったためこの急登りは少し堪える。2つほどアップダウンを繰り返すと見晴らし台に着く。期待していた展望はない。琵琶湖から流れ出る瀬田川の方面が開けている

山頂まで0.7KMの標識あり。ここからは緩やかなアップダウンが続く。途中一組の夫婦連れにあう。今回の山行で出会ったのはこの人達のみであった。山頂からの眺望は素晴らしかった。琵琶湖の南部が望まれ、琵琶湖大橋付近が狭まっているのが良く分かる。京都の街が目の前に広がる。比叡山、大文字山も指呼の間である。京都北山の方から街の方で雪雲が飛んでいる。風がやや強い。山頂を送電線が走っている。この鉄塔がなければ趣もかわるのだが。

帰路は同じ道を戻る。逢坂山〜音羽山〜石山寺のコースが本に紹介されているが、電車で来て一日のんびり散策するにはなかなか良いと思われた。

ところで太神山のよみかたであるが、山頂に掛けていた標識には「たなかみやま」となっていた。このあたりを田上山地と称し最高峰が太神山「たなかみやま」だと「山の辞典」(山と渓谷社)に紹介している。また「京阪神ワンディハイキング」(山と渓谷社)には「たいしんやま」となっていたが分県別の山の[滋賀県の山」やでは「たなかみやま」とある。三上山に登った時、私が”「たいしんやま」はあのあたりですか?”と居合わせた人に聞いたところ、即座に”そうです、湖南アルプスの「たなかみやま」ですね。”と答えが返ってきた。とすればこれも難読の山の一つになるであろう。先日、私と同じように百名山を目指しているの人のHPにあった難読の山の試験をやってみたが45点(100点満点)であった。私の国語力の無さを嘆く次第である。





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