伊吹山北尾根

伊吹山北尾根
山頂駐車場から伊吹山北尾根を望む

【日 時】1999年 4月29日(木)
【天 候】晴れ
【山 名】伊吹山北尾根(1174m)
【山 域】滋賀・岐阜
【ルート】 (7:30)自宅==
(12:30)国見峠--(14:00)大禿山--(15:00)静馬ヶ原--(15:30)伊吹山(16:00)
----(18:30)大観峰--(19:30)国見峠==
(22:00)自宅
【所要時間】 7時間00分
【メンバー 】二人


今年は雪が多く、伊吹山のスカイラインも先日やっと全面開通した。天気予報では寒気の入った晴天で見通しがよい。伊勢大橋からの堤防の道からは、雪を抱いた御岳や恵那山が望まれた。この時間でこれだけの眺望は珍しい。

伊吹山はこれまで何度か登ったことがあるが、その度にその植生の豊かさに驚かされた。昨年の夏、さざれ石公園からの登山の時は、山上の絢爛たる花の大群落に圧倒されてしまった。今回の山行は以前から考えていた国見峠から伊吹山往復である。

峠には10台前後の車が停まっていた。ピッケルを持った虎子山へ向かう人がいた。身支度を整え出発。国見岳への登りで早速イワウチワが出迎えてくれた。国見岳のアンテナあたりからスミレ、オオネコノメソウが続く。山頂で一服するつもりが先客あり。虎子山に登った時様子見がてら大禿山まで行ったことがあり、先に進む。伊吹山方面からきた団体に出会う。大禿山で一服する。秋、来たときマユミの実が印象に残っているが、そのマユミの木の判別がつかない。

大禿山からは下り道となり、帰りがきつくなりそうである。白い花が目に付くがイブキハタザオであろうか。登り返し大観峰に着く。紫のさやの花をムラサキケマンと間違える(後にヤマエンゴサクと判明する)。スカイラインまでは、やや急な登りとなる。エンレイソウも現れる。人が多くなる。スカイラインに車を停めて伊吹山方面から来る人が多い。登り切ったピークで一服する。

スカイラインの車道になると風が強く冷たい。道路脇には雪も現れる。茶屋のおじさんの話によると山頂部はまだ花は少なく、春の花はまだこれからだとの事であった。視界はよく琵琶湖の向こうに比良の山も望まれた。

帰路、大観峰に着いたところで日没となった(18:30)。満月に近い月齢で、カタクリや月は東に日は西にという状態になった。ヘッドランプも必要なく、強い月光をたよりに下山することができた。



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