雨乞岳(稲ヶ谷)

【日 時】1999年 4月30日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】雨乞岳(稲ヶ谷)(1238m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (10:30)自宅==
(11:30)稲ヶ谷登山口--(15:00)雨乞岳--(18:00)稲ヶ谷登山口==
(19:00)自宅
【所要時間】 6時間30分
【メンバー 】単独

鈴鹿スカイラインの武平トンネル抜け稲ヶ谷登山口に着く。雨乞岳はこれまで武平峠から3度程登っている。今回は以前から考えていた稲ヶ谷からのルートである。谷を詰め東雨乞と雨乞のコルに一気に抜けるコースである。

滝まで10分の標識あり。左岸に渡り谷の道を進む。小さな滝があり右岸へ渡る。赤布を拾いながら渡渉を何回か繰り返す。右岸が崩壊しているところから、右岸を大きく高捲く。谷からはどんどん離れ、補助ロープが現れ険しい急登となる。これから先どうなるか心配になる。

登り詰めると平坦な杉林となり、下方に谷が現れる。再び谷に降り立つ。明るい谷となり快適な徒渉となる。徒渉といっても靴底が濡れる程度である。何度か渡渉の後、谷が二股になる。標識があり右の谷を進む。

稜線が見え始める。水も細くなり始めたところで一服する。ザレた急登となる。稜線に近づくと急に笹薮が濃くなる。密度の濃い笹薮を抜けると見晴らしの良い東雨乞と雨乞のコルに出る。北は展望が開け杉峠・佐目峠・イブネから銚子ヶ口へと続く部分が草原帯となっている様でいつかは訪れてみたいコースである。山頂で快哉をあげていたら、単独行が山頂には見向きもせず、西に向かっていった。その先には笹原が続き見晴らしの良さそうなピークがあった。

さらにその先は大峠から綿向山へと連なる明るい稜線が続いていた。滋賀県側からも一度は登ってみたいものである。沢歩きではあるが必要な所には標識があり、沢登りの初級コースとしてピッタリのコースであった。武平峠からのルートと比べ明るい印象があり。登山者とは一人も出会わず静かな山行が楽しめた。時間が許せば杉峠や大峠まで足を延ばしてみたと考えていたが、またの機会としたい。



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