御在所岳

アカヤシオ シロヤシオ
アカヤシオ
シロヤシオ

【日 時】1999年5月9日(日)
【天 候】
【山 名】御在所岳(1212m)
【ルート】 (14:20)中道登山口--(15:30)地蔵石--(16:30)御在所山頂--
(17:30)中道登山口
【所要時間】3時間10分
【メンバー 】二人


出発時間14:20。品行方正な私達はそれも人気コースの御在所中道へ向かうのであった。本日の目的は花百のアカヤシオ、私のカモシカ考を少し充実させるためカモシカセンターを訪ねること、今まで通ったことのない一の谷新道で降りることである。

登り始め、予想された言葉が交わされる。
「これからですか」
「ええこれからですよ」。

ある品行方正な下山者は登ってくる我々をみて一時言葉を失う。
「こっ、これからですか」
「ええそうですよ」
「帰りはロープウェイですか」
「とんでもない歩いて降りますよ」

オバレ石には4〜5名の人が休んでいたのでパス。あたりに花はない。イワカガミがある程度である。地蔵岩で一服。このあたりからアカヤシオが咲いていた。実に清楚で可憐な花である。コブシを一回り小さくピンク色にした感じである。

キレットでは、団体が道を塞いで休んでいた。立岩から山頂部にかけてがアカヤシオの群棲地になっている。花の盛期はもう過ぎたようである。16:30山頂。

観光客が帰る時間で、しばらくするとロープウェイの最終便のアナウンスがあり、あたりは閑散としてしまった。カモシカセンターで聞きたいこともあったが、時間も遅いのでカモシカの本を買ってかえることにした。

帰りは一の谷新道であるが、この道は一の谷御在所山の家まで一気に下るルートである。一つの緩斜面もない急な下りである。しかしこのルートは花が多い。アカヤシオがかなり低くまで咲き、シロヤシオも咲いていた。イワカガミも群落をなしていた。圧巻はホンシャクナゲのお出ましである。妻は山でシャクナゲの咲いているのを見るのは始めてである。わたしもシャクナゲに出会うとは思ってもみなかった。花の色はピンクであった。シャクナゲは蕾のうちは濃いピンク色だが、開花すると白っっぽなると思っていたが、こんなシャクナゲもあることを認識した。今まで、この時期に御在所を訪れたことはなく、新たな印象を持った。駐車場に戻ると停まっている車は私達の車のみであった。



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