能郷白山

能郷白山
三角点から祠を望む

【日 時】1999年 5月30日(日)
【天 候】
【山 名】能郷白山(1615m)
【山 域】岐阜
【ルート】 (4:00)自宅==(5:00)祖父江==(8:00)156号線決壊現場--(8:30)温見峠--
(10:30)能郷白山(11:30)--(13:30)温見峠--(14:00)156号線決壊現場
==(18:00)自宅
【所要時間】6時間00分
【メンバー 】4人


本日は朋友との能郷白山登山である。国道156号線を快調に飛ばして、8:00頃には温見峠に着くだろうと見込む。能郷から「全面通行止」の標識が現れるが無視して行けるところまで車で入る。道路修理中の看板がありブルドーザが道を塞いでいる。登山スタイルに着替え出発しようとするが良く見ると左岸からの廻り道あり。車に戻り奥に進むが、やがて本当のガケ崩れ現場となる。道路脇に車を停め、歩き出す。快晴で暑くなりそうである。

思わぬ時間のロスをA氏が頻りに悔やむ。両側に大きなブナ林が屹立する。車の通らぬ車道歩きも良い。雪渓が見え、これから目指す山頂までは可成の高度に感じられる。30分ほどで温見峠に着く。峠には車が十数台停まっていた。一服している間にも福井側から車が何台か上がってくる。中には岐阜側へ抜けようという車もある。団体さんもおり、本日は大いに賑わいそうである。

登り始めはゆるやかだが、やがて急な登りになる。以前ロープがあった部分は捲き道となっていた。展望が開ける部分で姥ヶ岳・越山が対面に見える。眼下には福井側と岐阜側を結ぶ国道156号線が走る。T氏は少ししんどそうである。ピーク手前で一服する。振り返ると残雪を抱いた白山が広がる。部子山や銀杏峰も真近に見える。

太陽がガンガン照り付ける。ピークまで登ると傾斜が緩やかになり、多くの登山者が休憩している。雪を心配していたが山道はすっかり融けていた。なだらかなピークを登ると、雪が現れる。左に雪渓あり。山頂らしいピークが望まれるようになるが、案外時間がかかる。二度目の雪渓を左に見てひと登りすると、一等三角点のある山頂に着く。標高は若干低いが祠のある方が見晴らしがよさそうである。南は伊吹山がはっきり見える。蕎麦・小津三山・冠など美濃の山々が広がる。残雪の御岳・乗鞍・穂高が薄っすらと望まれる。ゆっくり寛いでいると、山頂はあっというまに50〜60人の人でいっぱいになってしまった。

帰路は私とMZ氏がビデオとデジカメの撮影モードに入ってしまった。A氏は健脚で快調に下っていくが、T氏にとっては少し厳しい下山となったようだ。グループ登山の足を揃えるのはなかなか難しい。私にとって2度目の能郷白山で同じ温見峠からの登山であったが、前回はガスで全く眺望はなかったが、今回は素晴らしい天候に恵まれこの地域の概観を知ることができた。



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