羊蹄山

羊蹄山
羊蹄山

【日 時】1999年 8月14日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】羊蹄山(1898m)
【山 域】北海道
【ルート】 (8:20)京極登山口--(10:40)五合目--(12:10)山頂(12:20)--(14:55)京極登山口
【所要時間】6時間35分
【メンバー 】二人


本日で北海道も最後である。23:30小樽からフェリーに乗る。お盆の期間に入り札幌を早目に抜ける。定山渓を抜け中山峠にかかるころは霧雨になっていた。ずっと晴れ続けていただけにこういう気候もまた善しという気になる。最初真狩からのコースを考えていたが、中山峠からのアプローチだと、喜茂別か京極からのコースが道なりである。昭文社の地図の案内によると喜茂別からのコースが近そうだったので、登山口まで行ってみる。車が一台停まっているのみであった。ここでインターネットから検索してきた山行記録を見なおすと、京極コースが最短であるとの記述があった。京極コースに変更。登山届けのあるところまで車ではいる。横浜ナンバーの車が一台停まっている。

今にも降り出しそうなので、妻は雨具をつけて出発する。鬱蒼とした林のなかの道を進む。地図にある林道を2度横切る。X合目標識がほぼ等間隔にあり、現在のおおよその位置を確認できる。5合目付近で妻は暑さで雨具を脱ぐ。X合目とかいう標識の地点は休憩に適した場所を選んでいると考えていたが、ここでは殆ど坂になった所で休憩には適さない。距離的な基準で決めたのかもしれない。合目が増すにつれ斜度もきつくなってきた。山容から想像して上部はガレた所が多いと考えていたが、9合目辺りまで樹林帯が続く。

山頂
山頂

山頂付近は霧雨で視界はない。下山者から山頂は虫が多いと聞く。羅臼のような飛んでいる虫を想像したが、蛆虫のような虫が岩一面を覆っていた。風に乗った霧雨の気象条件で一斉に羽化を迎えたのか。山頂周辺は他のコースから来たのか登山者が多くなった。


帰路、往路で出会った軽装の女性の外人に追いつく。どこから来たのか尋ねるとニュージーランドとカナダの人であった。彼女達は真狩から登って京極コースに降りてきたとのことであった。車道が横切るところで道を尋ねられる。彼女達の持っている地図を見るとかなり大まかな地図であった。車のところで帰り支度をしていると「疲れたので京極温泉まで乗せていって下さい」と頼まれる。快く受ける。ニュージーランドの人はこの近くに住んでいて、カナダの人は広島からきたとのことであった。彼女達も山登りが好きなようで、1週間前に斜里岳に登ったとのことであった。私達の登った山でトムラウシが分からないとのことで、旭岳と十勝の間にある山と説明しようと”BETWEEN・・・"と言おうしたらそれだけで了解してしまった。京極温泉に彼女達をおろし、私達は倶知安温泉で汗を流す。下は晴れているが、山はずっと雲がかかっていた。
登頂証明書
登頂証明書

フェリーにはたっぷり時間もあるので5号線を走らせ、余市の道の駅による。毛利衛氏の出身の街で毛利さんが、また、宇宙飛行することを応援する言葉があった。ウィスキーの醸造過程の見学コースもあるようだ。途中、直売場でサクランボを買う。小樽のフェリー乗り場に車を停め小樽見物に出かける。お盆で海岸通では催し物がありジャズが演奏されていた。

フェリーは往路で勝手が分かっていたので快適に過ごせた。敦賀に降りた時は熱帯低気圧のため激しい雨が降っていた。前の車に付いていったら8号線を福井に向かって走っていた。滋賀県側に出ると小止みになった。渋滞にもあたらずスムーズに帰宅できた。

今回の北海道の山行は天候に恵まれ、素晴らしい山行となった。300名山のアプローチなども一応チェックしながら運転してきた。次回は幌尻を含め、まだ一歩も足を踏み入れていない日高の山に挑戦してみたい。

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