奈良代山・奥布山

奈良代山
奈良代山

【日 時】1999年 9月25日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】奈良代山(1624m)・奥布山(1741m)
【山 域】静岡
【ルート】 (10:30)自宅==(14:30)登山口--(15:00)奈良代山山頂
--(16:00)奥布山山頂--(16:30)登山口==(19:00)林道ゲート前
【所要時間】2時間00分
【メンバー 】単独

北は台風一過の名残がある様子で、影響の少ないと見られる静岡の南ア深南部を目指す。23→1号線と継ぎ岡崎から東名に乗る。豊川ICで降り151号線。東栄町から県道→418→佐久間→152と継ぎ水窪に着く。国道を右折しロックフィルの水窪ダムに着く。奈良代山林道に入る。途中、高見の利くところにテニスコートがあった。林道は案内書の紹介より遥か深く、ほぼ山頂まで入っていた。東海フォレストの工事中の看板があった。そのまま進むが作業中だったので、戻りながら登山口を探す。赤テープと保安林の黄色いプレートがあり、その下に薄っすらと道があった。
奈良代山山頂
奈良代山山頂

登山服に着替え出発。踏み跡の薄い道を辿る。すぐ先ほどの道路を横切る。木はそれほど大きくはないが密度が濃い。道路からすぐ上に奈良代山の標識のある分岐に着く。右の細い道を辿る。急坂をひと登すると、平坦な道となる。ツガの密生した鬱蒼とした林である。工事中の道を横切る。以前からあった道が寸断されており、続いているはずの道を探すのに苦労する。ポッカリと開けた草地にでる。カラマツに林相が変わる。踏み跡が薄く、倒木も多い。一登りすれば山頂に着く。視界のない樹林の山頂であるが、南側が少し開けている。


奥布山へ向かう。途中ショートカットの道があるはずだが、工事のため不明。分岐まで戻る。視界は利かないが、窪地やヌタ場のある苔むした道で気持ちが良い。人間も動物も伴に使える道である。笹が現れる。ひと登りで山頂に着く。三角点は薄暗い林の中にあった。稜線の道からはシャウゾ山が望まれた。

車にもどり、林道を下りながら、明日登る山を眺めたが、黒法師・丸盆山は雲の中であった。水窪へ夕食と買い出しに行く。山王峡温泉は閉まっていた。戸中川林道を走らせていると鹿が、兎が、前方を横切る。ゲート前で仮眠する。

車で林道を使って、南ア深南の片鱗を手軽に味わうことができる山行であった。が、林道が深く入りこんでいく工事の現場を前にすると、「これでいいのか」という気持ちになる。


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