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【日 時】 | 1999年10月 3日(日) |
【天 候】 | 雨 |
【山 名】 | 茅ヶ岳(1703m)・金ヶ岳(1764m) |
【山 域】 | 山梨(奥秩父?) |
【ルート】 |
(6:20)観音峠登山口--(7:40)分岐--(8:20)金ヶ岳山頂--(9:25)茅ヶ岳山頂 --(10:15)分岐--(11:35)観音峠登山口==(18:00)自宅 |
【所要時間】 | 5時間15分 |
【メンバー 】 | 単独 |
天気予報通り、夜半から雨が降り出した。曲岳の登山口に駐車して車中で仮眠した。NTTのメンテ道の側に登山口があった。道路の反対側に駐車スペースがあった。シトシト雨が降っていたので迷ったが、雨具を着けて出発する。 それまで、見えていた茅ヶ岳が霧に閉ざされた。あずまやがあり、パラボラアンテナの脇を抜けると笹ヤブとなり、ビショビショになる。鞍部から少し進むと、クサリ場があり、岩を乗越すと雨があがった。振返ると雲海の上に朝日をあびた曲岳があった。 露岩の岩場帯の急坂になり道も細い。ピークに出ると茅ヶ岳があらわる。雨がまた降り出す。薄い踏み跡を辿りながら、平坦な部分を過ぎると道は急になる。稜線に出たところのピークが金ヶ岳南峰である。岩稜を一旦下り、緩やかに登ったところが金ヶ岳山頂である。雨ではあるが茅ヶ岳はきれいに見える。 来た道を戻り、分岐から一気の下りになる。大きな露岩がありテラスに出ると、足元がスパッと切れており風が強い。茅ヶ岳の眺望がよい。くぐり門のようになっている岩の間を抜ける。鞍部から茅ヶ岳へは意外と緩やかな登りであった。山頂は広々としていた。レンズ雲の富士山と毛無山が時々顔を出していた。 帰路、分岐から最初の降りきったところで、キノコ取りの3人に出会った。本日出会ったのはこの人達のみであった。前線の通過であろうか北西風が強くなった。ずっと雨中の山行であった。車のところに戻ると、すぐに着替える。曲岳は行かず。 帰路、浜松では暑かったが、岡崎あたりからまた寒くなった。 茅ヶ岳は金ヶ岳より標高は低く、山容も峨々たる岩場を擁する金ヶ岳に比較すると、穏やかな佇まいを見せている。深田公園や終焉の場所には行かなかったが、観音峠のルートで、霧の中からポッカリと頭を出したこの山を眺めていると、この山そのものが、深田久弥の墓標と思えた。 |