入笠山

入笠山から八ヶ岳
入笠山から八ヶ岳

【日 時】1999年10月 8日(金)
【天 候】晴れ
【山 名】入笠山(1955m)
【山 域】長野
【ルート】 (11:00)自宅==(15:30)入笠山登山口--(15:55)入笠山山頂--
(16:45)小入笠山山頂--(17:05)入笠山登山口==(22:00)蓮華温泉
【所要時間】1時間35分
【メンバー 】単独

3連休をはずして一日前に休暇をとるが、家用を済ませていると、出発が遅くなった。阪神・中央と高速に乗り諏訪南ICで下車する。20号線を南東に進むと入笠山の標識があった。右折し道なりに行くと富士見パノラマスキー場に出てしまった。地図を確かめ、舗装されたクネクネした道に入る。沢入登山口を確認する。入笠山はシラビソの林で紅葉というほど色付いていない。大河原湿原には釜無山の案内があった。仏平峠を通り、突き当たりを左に曲がった所が御所平峠でマナスル山荘がある。マナスル山荘には天文台もあるようだ。
入笠山山頂
入笠山山頂

駐車場に車を停める。山頂まで30分の標識がある。整備された道で、少しササもあらわれ、岩のゴロゴロした急なところを登ると山頂であった。この道も春から夏にかけては、「レンゲツツジ」や「スズラン」が咲くという。山頂では上着を着こんで寒そうにカメラを構えている人が2組いた。眺望は素晴らしく、まず目の前に大きな裾野を抱いた「八ヶ岳」が展望される。中央アルプスは遠くから眺めると特徴を掴むのが難しいのだが、ここからは近くに望まれ、木曽駒・空木・南駒などはっきりと識別できる。甲斐駒や仙丈ケ岳も綺麗に望まれる。たった30分たらずでこれほどの眺望が得られるポイントは他に記憶がない。

車の所にもどり小入笠に向かう。入笠山から小入笠をみた時、山全体が芝生の斑模様になっていたのは牧場であった。道のここそこに牛のフンが落ちている。山頂にはアンテナ施設があり、中には入れないようになっていた。帰路、鹿が前をよぎる。子供の鹿が後を追う。立ち止まり、母鹿と3匹の小鹿がジーっとこちらを見る。数秒後さっと林の中に走り去っていった。私は、彼らにとっては闖入者になってしまったようだ。ここから入笠山を撮ろうと期待していたがアッというまに雲がでてきた。

夫婦岩を確認するため車で青柳方面へ進むが、マウンテンバイク用の道路で車にとっては大変な悪路であった。急坂のダートで車一台がやっと通れる程度の道路幅で、車は入るべきでない。

明日は完全な晴れとの予想であったが、小谷あたりから雨になった。姫川温泉からの林道では濃い霧も加わったが、なんとか蓮華温泉に到着できた。翌日の朝日岳登山のため仮眠する。


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