朝日岳

朝日岳から白馬方面を望む
朝日岳から白馬方面を望む

【日 時】1999年10月 9日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】朝日岳(2418m)
【山 域】新潟・富山
【ルート】 (6:30)蓮華温泉--(7:00)兵馬ノ平--(8:00)水場(きのこ)--(9:15)五輪尾根--
(10:00)白高地下水場--(11:00)千代の吹上分岐--(12:15)朝日岳山頂--
(13:00)白高地下水場--(14:10)花園三角点--(15:05)白高地沢--
(17:15)蓮華温泉==(18:00)姫川温泉==(20:00)青梅
【所要時間】10時間45分
【メンバー 】単独

朝日岳という名の山も多いのではないだろうか。後立山の主峰、白馬岳より北の日本海「親不知」に伸びる栂海新道上にこの山はある。当初の予定では雪倉岳も一緒に登る予定であったが雪倉岳はどうしても山中一泊する必要があるので、行程的には厳しいが朝日岳のピストンにする。

蓮華温泉駐車場で仮眠をとる。夜間、何台かの車が到着したが、充分、睡眠をとることができた。シトシト降っていた雨は、起床時にはあがっていたが、霧がかかっていた。簡単な朝食を摂っていると、団体バスがやってきて辺りは賑やかになる。白馬に向かう人が大半のようだ。

身支度を整え出発する。朝日岳への道に入ると人も少なくなる。横に駐車していた夫婦を抜かす。「兵馬ノ平」という地塘ところでは、霧の晴れ間から朝日の雪倉岳が顔をだした。最初は登りと思っていたが、登りは全くなく、どんどん下る。瀬戸川に掛かる鉄橋まで木道である。帰りの登り返しが思いやられる。
キノコ
キノコ

ここからは木道もなくなり緩やかな登りとなる。ひと登りしてからは少しアップダウンはあるが平坦なトラバース道となる。道を塞いでいた木にキノコが群生していた。この辺りはブナなど自然林であるが、紅葉はまだであった。「白高地沢」は荒々しい川原であった。赤いペンキを拾っていくと地図にある鉄橋ではなく木の橋が掛かっていた。


左岸にとっつき、やっとここからが朝日岳への登りとなった。水場を通り「五輪尾根」に出る。木道になっており、霧が少しかかっていたが、「花園三角点」では草紅葉が見事であった。登り切ると、長い荒れた左へのトラバース道となる。ここから上部は見事な紅葉の様相を呈し、先行の登山者も立ち止まっては、しきりに写真を撮っていた。
朝日岳山頂
朝日岳山頂

栂海新道分岐では、単独行の先客の女性がいた。休みをとらず登って行ったが、後続の単独行や女性が力強い足取りで追いついてきた。途中のピークで一本入れる。山頂直下にはまだ雪渓が残っていた。この雪渓は何処からでも望まれ朝日岳を識別するのに格好の目標となる。山頂では大展望が待っていた。白馬岳、旭岳、子蓮華岳の後立山連峰と剣・立山が雲の上にあった。晴れへの兆しであろうか、早く雲が流れていた。


帰路、栂海新道分岐手前で数羽の雷鳥に出会う。冬への衣更えの途中で、羽根は白い部分が多かった。晴れ間が多くなり、「白高地」では往路で出会った登山者が、ゆっくりとカメラを構えていた。多くの登山者と出会った。人の少ないルートと思っていたが、百名近くの登山者が入っているようであった。五輪尾根から下はまた霧となった。覚悟していた鉄橋からの登り返しはなんとかクリアできた。このコースでピストンする登山者は見かけなかった。三連休で朝日小屋で一泊し、白馬に向かう人が殆どであった。
白高地
白高地

蓮華温泉ロッジの温泉は3時までだったので姫川温泉に向かう。林道はまたもや霧であったが先行車がいて助かった。温泉に入った後、糸魚川に抜け魚ダシのラーメンを食べる。案内に従い青梅黒姫山の登山口に行ってみる。ログハウスはあるがどうも様相が違うようで、近くに停車し仮眠をとる。



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