岩菅山・横手山

岩菅山山頂
岩菅山山頂

【日 時】1999年10月16日(土)
【天 候】
【山 名】岩菅山(2295m)・横手山(2304m)
【山 域】長野・群馬
【ルート】 (6:35)聖平--(7:45)中間点--(9:00)岩菅山山頂--(11:10)聖平==
(12:00)のぞき--(12:50)横手山山頂--(13:20)のぞき==(18:00)自宅
【所要時間】4時間35分・1時間20分
【メンバー 】単独

聖平登山口で車中泊をしていのは私のみであった。夜間、雨がシトシト降り、朝方、冷え込んだ。栃木ナンバーの貸し切りバスがやって来た。20名ほどの中高年の団体で縦走でもする様子で皆、大きな荷物であった。単独行の人も私の隣に車を停めた。落葉樹が多く、紅葉は真っ盛りで、雨と霧であったが独特の秋の風情を醸し出していた。
小屋跡の紅葉
小屋跡の紅葉

雨具を着て出発する。木道の急坂をひと登りすると小屋跡につく。上条用水路に沿った水平の道となる。岩から水が湧き出しているところがあり、飲んでみると美味かった。武右衛門沢にかかる岩巣護橋を渡り、暫く進むと、水源の標識のあるきれいなナメのフクイ沢である。ここから自然林の中の木道の登りとなる。急な坂を登ると中間点の看板がある。番号が附番されたこの標識は要所には必ずあった。ここからは針葉樹も混じる地道となる。


緩やかに登って「ノッキリ」に着く。ここまでは視界はない。しばらく進むと低い笹の道となる。晴れていれば視界も広がるところであろうが、生憎20mほどの視界である。石のゴロゴロした急坂となり風が強くなる。急坂を登り詰めると山頂であった。山頂は広く、岩菅山頂小屋の他、信仰の山の様子で石で造られた祠や石標などがあった。視界がないので裏岩菅山には行かず。

帰路、朝のバスの団体に出会う。本日は岩菅山頂小屋に泊り、秋山郷まで縦走するとのこと であった。「ノッキリ」の下で隣に車を停めた単独行と出会う。この山行で出会った登山者はこの2組+1組であった。雨で、静かな山行となった。

霧が濃い中を車で、横手山の下の「のぞき」まで移動する。「横手山登山口入口 標高2050m」の標識がある。気温の表示が「5度」で寒く、手が悴(かじか)んでしまう。
横手山
横手山

地図とカメラを持って空身で出発する。入口で、登山道が判らず迷う。昭文社の地図では単純に真っ直ぐ登っている道のはずであったが、リフトの下を行ったり来たりする道になった。鉢山への案内板があり、道に不安をおぼえるようになる。自分の感覚を信じて暫く道なりに進むと山頂の横手山ヒュッテの横に出た。山頂は広く、リフト降場が二つあり中央にアンテナ施設があった。三角点など判明しなかったが、アンテナ施設裏のこんもりしたところに、プレートなどがあった。

視界が利かないため思わぬ時間がかかってしまった。下りでも「のぞき」を前にして、車の音や人の話し声が聞こえるようになっても、登山口に辿り着くのに苦労した。

帰路、駒ヶ根付近では素晴らしい天気となった。結果的には、わざわざ天候の悪い地域にでかけていたことになる。志賀高原は、今が、秋の真っ盛りで、霧にもかかわらず、多くの人がカメラマンを構えていた。


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