己高山

六地蔵
六地蔵

【日 時】1999年11月 6日(土)
【天 候】晴れ
【山 名】己高山(923m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (12:00)自宅==(14:20)登山口--(15:00)六地蔵--(16:00)鶏足寺跡--
(16:15)山頂--(17:30)登山口==(19:30)自宅
【所要時間】3時間10分
【メンバー 】単独

いつもよりさらに遅い出発である。滋賀県木之本の東にある己高山(こだかみやま)を目指す。421/365/303を通る。303の八草峠はまだ通れないようだ。303号線から右折し古瀬を目指す。道路案内に従い古瀬から左折し林道に入る。己高庵・己高閣を通り中ノ谷を左に見ながら林道を進む。中ノ谷に掛かる橋の分岐では、真っ直ぐに進む。「己高山登山口」という木の矢印の案内板のところに駐車する。
矢印の案内板
矢印の案内板

身支度を整え標識に従い左に進む。「一合目登山口」と書かれた高時小学校の標識がある。この高時小学校の標識が山頂まで導いてくれる。1合目〜3合目まで早く通過する。左に鉄塔がある。4合目までは長く感じられた。暫く進むと六地蔵に着く。左右3体の地蔵がある。北側の視界が開ける。


林道からの登山道と出会い、馬止め・牛止めのチョットした岩場になる。振返れば琵琶湖・木の本の眺望が良い。水源林の標柱を過ぎる。鬱蒼とした、大きな木立の中に石垣が現れる。鶏足寺跡で石塔・石柱と案内板があり、往時を偲ばせる。ここで携帯が掛かった。

森林帯を暫く登ると山頂に着く。大きな石に注連縄が張られている。三角点があるのみで樹林のため眺望はない。南側に進むと視界がやや開け伊吹・金糞などが望まれる。

下山中、六地蔵辺りで5時になり、里の「寺の鐘」の音を聞く。登山口近くでは日没で暗くなってしまった。


【鶏足寺跡について】
己高山は、縁起によると行基が草創、秦澄が寺院を建立したとあり、また、大和興福寺文書によると当山は、己高山五カ寺の中心寺院観音寺の別院としてその名が記されています。(在己高山頂、僧房百二十宇、衆徒六十口、本尊観世音、秦澄開基、己高山随一也。)このように古代から中世にかけての当山の繁栄が窺い知れます。しかし、降盛を誇った当山も戦国期以降は寺領が荒れ、衰勢か著しく明治の末には当山の多くの仏像は、里人の手によって山下の寺院に移され、現在、大日堂や薬師堂、己高閣・世代閣(収蔵庫)などに安置されています。なお、当山は、遺跡調査により本堂跡・食堂跡・庭園跡などか確認されています。

【携帯電話について】
鶏足寺跡で感度あり。山頂ではなかった。

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