天狗堂

天狗堂
天狗堂

【日 時】1999年11月27日(土)
【天 候】
【山 名】天狗堂(988m)
【山 域】滋賀
【ルート】 (11:00)自宅==(13:30)天狗堂登山口--(15:00)天狗堂山頂--
(16:15)天狗堂登山口==(18:30)自宅
【所要時間】2時間45分
【メンバー 】単独




石グレ峠も雪の便りが聞かれるようになると、通行止めになる。そうなると、鈴鹿の滋賀県側からのアプローチは関ヶ原か鈴鹿峠廻りとなってしまう。ということで、石グレ峠を越えて、気になっていた山「天狗堂」に向かう。

遅い出発である。小峠では既に下山中の登山者に出会う。石グレ峠からみた竜ヶ岳は冬枯れの佇まいであった。政所・蛭谷など99年5月15日の土倉岳でお馴染みの林道を走る。君ヶ畑の広場で地図を確認する。集落を離れ「赤峠橋」を渡ると道路の左に退避用に広がった所がある。2〜3台駐車できそうだ。天狗堂登山口の標識があるが判りにくい。

車を駐車し出発する。植林の中の道となる。ひと登りすると「岩尾谷」に沿った道になる。やがて谷から離れジグザグの登りになる。苗木が真っ直ぐ伸びるよう、補助している紐が、所々、登路と交叉しており、足元を確かめながら進む。この部分を抜けると急な登りになる。20分程登り詰めると視界が開け、前方に岩が混じる天狗堂の一角が望まれるようになる。緩やかに左にトラバースすると稜線に出る。

稜線に入ると道は更に細くなり、テープを拾いながらの登行となる。植林の混じる歩きにくい部分を抜けると冬枯れの潅木帯となる。やがて岩の混じる急な登りとなり、道もハッキリしなくなる。木の根などを掴みながらテープを確かめ進む。最後の大岩の左手を登り詰めると山頂の一角に着く。山頂はさらに奥に進んだところにあった。大岩があり登ってみると御池・藤原・静ヶ岳と続く鈴鹿の主脈が飛び込んできた。東北部に面した岩はスパッと切れており眺望は抜群であった。琵琶湖方面は残念ながら木の間からの眺望であった。携帯電話はゆっくりスピンしながら感度を取っていると北西方向から感度を捕らえた。ローミングであったが通話できた。

帰路は時間的なこともあり、登ってきた道を帰る。稜線の入口までの植林帯の部分が判り難く手間取った。一気に下って岩尾谷で一服する。車のところに戻ってみると、「ギキューィッ」と何だか騒々しい声が聞こえた。辺りに何かいるようだ。が、姿が判らず、着替えをしていたら道路脇に猿の軍団が現れた。十数匹はいたようで、赤ちゃんが親猿にしがみついていた。ゆっくり観察していたかったが、夕暮れも迫っていたので家路につく。

相互リンクを張っている方が、御池を一周したあと、この天狗堂も登られたとの報告を見たことがあるが、改めて相当な体力の持ち主であることを認識した。それにしても、天狗堂から御池を眺めると、御池の平坦さがよく判る。




ホームページにもどる