若草山・三輪山


【日 時】1999年12月12日(日)
【天 候】
【山 名】若草山(342m)・三輪山(467m)
【山 域】奈良
【ルート】 (7:40)旅館--(8:40)若草山山頂--(9:40)旅館==
(10:55)三輪神社--(12:00)三輪山山頂--(12:40)三輪神社==
(16:30)自宅
【所要時間】2時間00分・1時間45分
【メンバー 】単独




朝、目覚めてみると7時過ぎであった。奈良には小学生の時、修学旅行で来たことがある。1月15日に行われる山焼きに来た時は、非常に寒かったことを覚えている。折角、奈良に来たので以前から行ってみたかった若草山に向かう。「猿沢の池」を右に「五重塔」を左に見ながら三条通りを東に進む。奈良公園を通り東大寺や公会堂の案内を見ながら若草山の麓に着く。多くの鹿を見かける。「犬も歩けば・・」という諺があるが、落ち葉が敷き詰める晩秋の奈良では、人が歩けば本当に鹿に当たってしまうほどである。鹿はいつ頃から何のために、このように飼われる?ようになったのだろうか。奈良に住む人にとって鹿はどのような存在なのであろうか。

若草山の麓の右奥の道を進む。料亭のあるところからダート道になる。3.xKmの道標があり、サンダルで来てしまったことを後悔する。暫くは川沿いの平坦な道で紅葉が美しい。時々、鹿が現れる。奈良奥山スカイラインの道と出会う。ここまで車で来ることができる。広い駐車場と自販機・トイレがある。タクシーが観光客を乗せて来た。自販機の横の道を50mほど進んだところが若草山(三笠山)山頂であった。緩やかな起伏の芝生で覆われた3段の山である。朝の長閑な大和・奈良盆地が望まれる。山頂には鶯塚古墳があった。車や宿のチェックアウトは10時までなので、急ぎ足で下山する。

宿を後に三輪山に向かう。大社神社の駐車場は車の列であった。戻って桜井線を越えた辺りに車を停める。正面の大社神社で三輪山へ登りたい旨を告げると、左側(北側)の狭井神社から登れることを教えられる。社務所で「山は神聖な場所であるので飲食・写真は一切禁止」であることを告げられる。300円を払い白い襷を渡される。山慣れた人で2時間くらいかかるとのことであった。木道の整備された道で小さな谷に沿って登って行く。暫く進むと小屋があり、奥では滝の行水が行えるようになっていた。急な道となり道脇には木や石に注連縄が巻かれているものもあった。山頂には祈祷者が大きな声を出して没念していた。山頂は平坦で切り開かれいるが、眺望はなかった。岩の廻りを縄で仕切っており、神聖な場所をあらわしていた。信仰の山であり大勢の人が登っていた。




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