毛無山・黒岳

毛無山山頂
毛無山山頂

【日 時】1999年12月18日(土)
【天 候】曇り
【山 名】毛無山(1945m)・黒岳(1792m)
【山 域】山梨・静岡
【ルート】 (18:00)自宅==(12:30)毛無山登山口(麓)(6:50)--(8:10)五合目--
(9:15)八合目--(10:00)毛無山山頂--(11:50)毛無山登山口==
(13:10)新道峠--(14:00)黒岳山頂--(15:00)新道峠==
(18:00)石和温泉==(20:00)徳和
【所要時間】5時間00分・1時間50分
【メンバー 】単独




午前中、人間ドッグ終了後、家に戻り、家用をしていると遅くなってしまった。今回は富士山周辺の二百・三百名山を訪ねる。無意識に車を走らせていると、いつも中央高速に乗る時に使用している長良川沿いの堤防の道を1時間ほど走っていた。最近、遠出をしていないので山といえば北に向かう習性がなせた業だろうか。それにしても1時間も走って間違いに気付くとは・・・。もと来た道を戻り、国道23号線に入ったのは20時頃であった。23/1号線と乗り継ぎ岡崎から高速に乗る。富士ICから国道139に入る。闇夜に富士のシルエットが望まれた。朝霧高原を目指すが「麓」への入り口が判らず、上九一色村に入ってしまう。ゴルフ場など地図を確認しながら戻り、「グリーンパーク」や「東京農大農場」の案内板を発見する。明かりの灯る「東京農大農場」の施設を右に見ながら民家を抜けると登山口の駐車場に着く。駐車料金500円と書かれていたので、少し戻り、農場施設の横で仮眠する。

朝、起きてみると農場の向こうにちょうどカメラのファインダーいっぱいに広がる富士山があった。富士山は望まれるが天候は、寒々としたハッキリしない空模様であった。突き当たりの駐車場に行くと車が4〜5台いた。冬装備に身支度を整え出発する。植林帯の道を進み突堤を右に曲がる。堰堤を乗越し、枯れた沢を渡る。「地蔵峠」への道を左に見送り、植林帯を抜けたところが一合目であった。ここから上は自然林となる。暫く進むと開けた岩場があり、右前方下に細い水量の滝があった。小雨が降りだした。5合目前の平らなところで一服する。ここから上部は霧で視界は無くなった。道は上に行くほど急になり岩や木の根を掴みながらの登行となる。雨は細かい霙に変化し、木々には霧氷が付着していた。9合目を過ぎると稜線に出、「下部」からの道と合流する。霧氷の間の緩やかなアップダウンの道を進む。山頂は一等三角点のある、小さな広場となっており東側が切り開かれていた。晴れていればこの方向に富士山が望まれるのであろう。霧氷で囲まれ、寒々とした山頂を後に、来た道を戻る。暫くすると、右に黄色っぽい長い尾をした動物を見かけた。「テン」なのだろうか。「リス」にしては体長が大きく、色も異なるように思われる。「イタチ」だと、こんな高い山に住んでいけるのだろうか?動物の知識に乏しい私にはそれ以上の考えは思い浮かばなかった。一気の急な下りで、2時間近くを要した。

車を使えば、時間のかからない黒岳を目指す。139号線を走り本栖湖を通過し精進湖を左に見ながら358号線となる。トンネルを抜け、暫く下り、芦川沿いの県道に入る。そのまま川沿いの芦川林道を遡る。りんどう畑を過ぎ分岐から水ヶ沢林道に入る。ここで思わぬ出会いが待っていた。左側に早足で歩く登山者を追い抜く。この人が相互リンクを張っているTagawaさんであった。この時はそんなことなど想像だにしなかったのだが、帰宅してTagawaさんの「山の雑記帳」を見てアッと驚いてしまった。水ヶ沢林道は荒れ気味で2〜3箇所道路に石が落ちていた。北にはニョキッとした感じの「釈迦ヶ岳」が特徴的であった。新道峠直下に車を停める。

黒岳山頂
黒岳山頂

峠まで5分と記述があるが、それほどかからない。「新道峠」には河口湖側に下る道があった。緩やかな登り道を辿ると「破風山」につく。この辺は毛無山より気温が低く、完全な霧氷の世界である。下り道となり登山グループと出会う。「すずらん峠」からは一気の登りとなる。「黒岳」山頂に着く。平らな広場だか展望はない。本日2つ目の一等三角点だが、ここも霧氷の世界であった。暫くすると青空も見えるようになったので展望台に行ってみたが湖畔の集落が判別できる程度であった。車のところに戻って、「三つ峠」を目指したが、「日向坂峠」から先は工事中で車幅1.5m以上は通行止めであった。


明日は「乾徳山」に変更する。「石和温泉」で温泉に入りさっぱりする。ジャスコで夕飯を食べた後、140号線を走らせる。地図を確かめ三富村の馬込を左折し、徳和集落を抜けたところで仮眠する。




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