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　　　　　　　　　　　　日常の風景　　　NO.0043
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雫のなかの虹

一昨日の大雪から、丸一日置いての今朝の天気は、
風もなく、おだやかで、冬の陽射しが雪の表面で、
宝石の粉をまいたようにきらきらとかがやいている。

とめどなく降り続く、雪の朝の出勤は大変だった。
手袋をしていても、傘を持つ手が、針で突き刺されるように痛い。

風で飛ばされそうになる傘の、柄の曲がりが、
そのまま心の曲がりにもつながって、
雪がひたすら憎く、目前の敵以外の存在ではなかった。

雪は限りなくうばう存在であった。
色彩をうばい、音をうばい、ぬくみをうばう。
あの日の出勤は、
雪がひとの生命までをもうばい取る存在であるということが実感できた。

だが、わずか一日置いた今朝の出勤。
陽光に溶けつつある、雪の印象は、劇的な変化を見せた。

わたしが愛用する、通勤の道、彦根城沿いの遊歩道。
お堀端の遊歩道には桜の木に混じって、
ところどころ柳の木が植わっている。

桜の木にも、柳のしなやかな細い枝にも、雪はまだ残っている。
冬の陽射しに、雪が溶けて、無数の細かな水滴がついている。
まるで、水晶よりも可憐で透明な宝石。

朝日に照らされて、それらがいっせいに光を放っている。
雪と桜と柳でつくる自然のイルミネーション。

通勤の足を思わず止めて、雪のひとしずくに目をちかづけると、
雫のなかに、きらきら光る虹が見えた。



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ｓｃｅｎｅｒｙの風景

当選番号が発表されたので、
かなり分厚い、お年玉の年賀はがきを、さっそく調べてみましたが、
切手が、４枚当たっただけ。

なかなか当たらないものですね。
みなさんはどうでしたか？

年末のジャンボ宝くじも期待していました。
ことしは、職場の仲間３０人ほどがグループ買いをしましたので、
全部で９万円買ったことになります。
が、これも、いつもと同じことでした。

アメリカではひとりで３５０億円のくじが当たった人がいましたね。
わたしの感覚では、３５億円も、３５０億円も、
ほとんど同じような価値に思えるのですが・・・



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