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生きた木材には、集成材や合板と違い、それぞれに癖があります。その癖や特性を見極め、どこにどの木材を使うのかー永年培った経験を生かしながら吟味・加工しています。
 近年よく耳にするシックハウス。『匠魂の家』は、国産の無垢材を用いることで、住空間に有害化学物質がもちこまれることなく、また、有害物質を吸着する効果もあるため、人に優しい住宅です。
 

 
     
 

『匠魂の家』と名付けた理由にはふたつあります。まずは先にも述べたように、長年の経験で培った職人の技術や想いを込めて、つまり匠の魂を込めて作り上げる家だから。

もうひとつは、材料に使用する木材に由来します。木材は金属や石材と違い、伐採した後でも生きていると考えています。なぜなら木材は、外界の状況に合わせ水分を吸収したり放出したりします。それはまるで人が呼吸しているようにさえ感じます。家自体が呼吸することで、住む人間に対して快適な空間を守ってくれているとさえ感じます。

     
 

※板倉構法とは…

伊勢神宮や正倉院などに代表される『あぜくらづくり』の原理を応用した構法です。杉の厚板を柱と柱の間に落とし込み壁を作り、屋根、床も杉の厚板を用います。そうする事で、厚板が家全体を包み込み、優れた断熱性や調湿性を確保することが出来ます。

 
 

丈夫な家。(耐震性)

 地震の揺れに対する壁強度を表すものとして、『壁倍率』というものがあります。板倉構法を用いた住宅は最大で基準値の2.2倍という強度を誇ります。

 
 

呼吸する家。(調湿性)

 木材は温度と湿度を調節する力を持っています。四季に合わせ湿度を調節するので、カビや結露などを防ぎ、さらっとした快適な空間を維持してくれます。

また、県産材を用いることで、その地域の気候に合った調湿性をもっています。

 
   

ぬくもりのある家。(断熱性)

 熱を伝える早さを表す『熱伝導率』を見てみると、木材が1とすると石材は9、金属は210になります。

つまり木材は熱を伝えにくいため、夏は涼しく、冬は暖かいという断熱性を持っています。

   
 

頼りがいのある家。(防火性)

 『木=燃える』というイメージがあるかもしれません。しかしながら、木は一度炭化するとそれから先は燃え進みにくくなります。燃焼スピードは1分間に約1ミリと言われています。

 法律でいう木造の防火仕様は、一般地域で20分間、防火地域で30分間、損傷しないこととなっています。
 板倉構法で用いる板の厚さは30ミリ+24ミリ=54ミリですから、単純に54分間耐火出来ることがわかります。(大臣認定取得)
 
 板倉構法の防火仕様と軒裏の準耐火構造を採用すれば、防火地域でも壁面に木をあらわした家が建築できます。