久居城下案内人の会

◇◇◇◇ 久居の見どころ ◇◇◇◇


案内コースの他、久居にはたくさんのみどころがあります。 ↓ ↓ ↓

軽便軌道〜中勢鉄道〜



 


三重県は、伊勢神宮の参拝により古来から人の往来が盛んであり、全国からの街道網がたくさんあった。
明治には民間資本による鉄道が建設され、伊勢湾岸の幹薦鉄道が完成したことと併せ、都市部と都市荒廃部・山間部を結ぶ”軽便鉄道”がたくさん建設された。 北勢鉄道、四日市軌道、安納鉄道、中勢鉄道、松阪鉄道である。

”中勢鉄道”は、 明治41年(1909)〜昭和18年(1943)の35年間、津・岩田駅〜久居駅〜白山・川口駅までの22駅間24.4qを蒸気機関車で1時間38分で走行していた。
軌間(線路幅)は762mm、新幹線1435o、JR在来線1067oに比べ、大変狭い軌道であった。
小型の蒸気機関車と客車二両連結で最高速度45q/h,通常自転車で走る程度のスピードであった戦時中はガソリンカーに変わった。
"地元の足として好評で、愛され親しまれ、地域の交通、産業、経済、文化に大いに貢献した。
最後は、参宮急行線(近鉄の前進)の路線延長、JR名松線の開通、戦時中の企業整備令の為、廃線となった。


<相川駅>
軌道は、三重県運転免許センター前の県道776号線から離れ、相川橋を渡り、雀森地蔵尊を通り「金剛山不動院禅寺」の裏広場が相川駅である。
当駅付近は、桜、藤などが多く植えられ池もあり景色のいいところであった。
現在、その相川端の遺構と地蔵尊の祠が残っている。



<久居駅>
相川からの機道は野村の高架下を近鉄名古屋線に沿い久居駅駐輪所へ、久居交通車庫内を通り、近鉄久居駅西ローターリー付近が中勢鉄道の久居駅であった。
一部給水塔の井戸と機関庫の敷地が残っている。



<寺町駅>
寺町の交差点から県道24号線を西へ、バス停「一本松」近くのタバコ屋が、中勢鉄道の「寺町駅」である。




<万町(よろずまち)駅>
寺町駅から更に県道24号線を西へ進むと、バス停「新地」の辺りに「万町駅」があった。




<戸木(へき)駅>
万町駅を過ぎ県道24号線を西へ進むと、国道165線へ合流する。
伊勢自動車道の高架下をくぐり、戸木交差点すぎた辺りが、「戸木駅」。



<羽野駅>
戸木駅跡を過ぎ、羽野橋万町駅を過ぎ県道24号線を西へ進むと、国道165線へ合流する。
伊勢自動車道の高架下をくぐり、戸木交差点辺りを過ぎ、羽野橋近くで国道165号線から左手に外れ、現在の農道を走っている。 平行に進み、すぐ国道165号線に合流し、羽野の交差点辺りが「羽野駅}である。




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