イハイガ

イハイガ
イハイガ

【日 時】2003年12月 7日(日)
【天 候】曇り時々晴
【山 名】イハイガ(964m)
【山 域】滋賀・三重
【ルート】 (12:00)フジキリ谷林道--(12:45)杉峠分岐--(13:45)大峠--
(14:35)イハイガ--(15:15)大峠--(15:55)杉峠分岐--(16:50)フジキリ谷林道
【所要時間】4時間50分
【メンバー 】単独


風は強いが晴れの予報になった。前日の街道歩きの疲労も残っているので、近くの鈴鹿に向かう。鞍掛峠を越えてザラノに向かうつもりで北に走らせていたが、電光掲示板に鞍掛峠は12/1から冬季の閉鎖に入ったとある。行き先をイハイガに変更する。桑名ICまで戻り、高速に乗る。亀山からR1に入り、猪鼻で右折する。大河原から左折しR477に入る。反対の鈴鹿スカイランはまだ通過できるようだ。音羽から西明寺に向い、途中細い道を通過し、和南に出る。以前、杉峠からイブネに来たことがありお馴染みの道を走らせる。林道に入るが狭く、工事の建屋の前の広場に車を停める。

身支度を整え出発する。風が冷たく、冬用の下着を準備してこなかった。フジキリ谷沿いの平坦な道を進む。直ぐに、下山する夫婦と行き交う。落下した軽トラや道路脇のジープは以前のままだった。桜地蔵尊を右に見る。鉄橋、丸木橋を渡る。山腹に刻まれた細道を通過するとまた快適な広い道になる。杉峠との分岐に達する。昼食を摂り、一服していたが、寒風が吹き抜ける。

桜地蔵尊 ツルベ谷
桜地蔵尊
ツルベ谷
踏み跡が薄くなる。テープを追うと徒渉点に着く。やや水流が早い。少し進むと左岸が崩れている。一旦、谷に降り、左岸に登り返す。ここからはツルベ谷の遡行となる。テープを追いながら何度か徒渉を繰り返す。右岸に白いプレートが現れ、谷から離れる。涸谷のようなところを詰める。顕著な鞍部の大峠に達する。雨乞岳・綿向山の標識が現れ、鈴鹿の主脈に乗る。食事を摂るが、冷たい風が吹き上がる。
大峠 白倉谷
大峠
白倉谷
綿向山への稜線を辿る。ひと登りすると右から上がってくるテープが見える。前方の木の間から鋭鋒が見える。アップダウンを繰返し稜線を辿る。稜線が細くなり、崩壊した岩場の横を通る。東側が崩壊したイハイガが全容を現す。ルートは稜線を走っているが、捲き道も所々にある。取付き付近でルートを外すが、またテープが現れる。一気の急坂になる。雨後で足元は滑り易い。崩壊上部に出ると岩が現れる。振り返ると清水の頭〜雨乞岳〜杉峠と大きな展望が展がる。白倉谷が東に伸び、サクラグチの平坦な山脈・高円山のアンテナが望まれる。傾斜が緩むが、アセビなど手強い低木が道を塞ぐ。藪を掻き分け、山頂の一角に飛び出す。西風が音を発てて吹き上がっている。文字の判別しない古い標識と三等三角点があった。
清水の頭〜雨乞岳〜杉峠 綿向山
清水の頭〜雨乞岳〜杉峠
綿向山
綿向山は山頂付近に笹原を抱き、大きくユッタリと構えている。西にもイハイガと同じ高度の山が見えるが下には、大きな崩壊も見える。サクラグチの背後に覗いている山は仙ヶ岳だろうか?風が強くなり綿向山・雨乞岳には雲が掛かり始めた。

雨乞岳・イハイガをカメラに収めながら下山に掛かる。大峠で小憩する。帰路は勝手が判っているので、ツルベ谷も気を遣うことも少ない。杉峠の分岐は相変わらず風が吹き抜けていた。広い道に出て休憩する。日没前に車のところに戻る。工事を終えた人が建屋に戻っていた。

日野に出て、R477を走らせる。月光が明るく鈴鹿の山並を映していた。鈴鹿スカイラインを走らせ武平峠を越えると三重側の街の灯が飛び込んでくる。菰野に降りて無事帰宅となる。

鞍掛峠は閉鎖されたが、鈴鹿スカイラインはこの日も通行できた。今年は何日まで通行できるのだろうか?


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