那岐山

那岐山
那岐山東峰から西峰を望む

【日 時】1998年4月 3日(金)
【天 候】
【山 名】那岐山(1240m)
【ルート】(4:50)自宅==(6:00)鈴鹿峠==(7:00)栗東IC==(9:30)那岐山登山口
--(12:00)那岐山--(13:30)那岐山登山口==(15:30)後山駒の王荘
==(17:00)元湯
【所要時間】4時間00分(含休憩)
【メンバー 】二人


ウィークデーと言うこともあり高速道路はスムースに通過できた。中国自動車道の美作ICで降り那岐山登山口に向かう。途中で昨州という表示があり、吉川英次郎の宮本武蔵を思い出す。国道に入るまえ昨日までの寒波で那岐山の山頂付近が白くなっていた。国道から私道に入り登山口につく。

道はもっと上まで延びていたが、少し行くと道路工事をやっていたので登山口の駐車場に駐車する。A、B、Cの登山コースがあり、私達はCコースで登りBコースで降りることにした。登山口付近は工事やら伐採などでうるさかったが、少し行くと桧林の静かな道になる。暫くすると先ほどの林道と合流する。昨日までの寒波で下が濡れているが、天気は良くなるとの予報である。見とうしのきかない林を抜けると見晴らしのきく大きな岩にたどり着く。ここで休憩をとる。下界は穏やかな春の気配を漂わせているが、ここから見る那岐山はまだ白かった。

春の日を浴びながら芽が出始めた潅木帯を暫く登ると、霧氷が現われた。山頂の稜線に飛び出すと、辺りは霧氷の世界だった。そこは西峰で山頂は東峰にあった。北西に冠雪した山々が望まれるが大山あたりであろうか。快晴無風で霧氷が音をたてて融けている。昨日までは寒風が吹き荒れていたのであろう。霧氷も融けきらず素晴らしいタイミングの登頂となった。那岐山から西に向かう稜線がゆったりした展開をみせていた。

山頂でもう少しゆっくりしたかったが、本日はもう一山登る予定であったので、早々に下山することにする。下山はBコースをとる。分岐まで暫く東に山稜をいくが、雪道が現われた。雪道はこの箇所だけであった。このコースは桧林が続き眺望はない。下山でこのコースをとったのは正解であった。霧氷が本格的に融けその滴が雨のように降ってきた。駐車場に戻って山頂を見上げると霧氷がすっかり融けていた。登山中出会ったひとは一人もいなかった。

次の後山をめざしたが、登山口がわからず翌日とした。温泉のある元湯に宿を取ったが食事はできないとのことであった。


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