曲  の  紹  介

タレガ作曲「アルハンブラ宮殿の思い出」
MIDIデータ M. HatTarsakey

 フランシスコ・タレガ(1852−1909)は、スペイン生まれのギタリストで「近代ギターの父」と呼ばれています。その名演奏と作曲、編曲、教授など多方面にわたるひたむきな活動により、当時、衰退期を迎えていたギターに、新たな理想の灯を掲げました。
 この「アルハンブラ宮殿の思い出」は彼の最も有名な作品で、全曲に繊細なトレモロの技法を用いています。1896年に南スペインのグラナダに残る中世のイスラム教徒の王城であるアルハンブラ宮殿を訪れた印象から作曲されたものです。当初は「祈願」という副題が添えられていました。
 音のイメージは小さなオルゴールです。演奏時間は4分34秒です。






ア ル ハ ン ブ ラ 宮 殿

\(^o^)/ (^_^;) (T_T) (-_-)ZZzz....(-.-)y-.。o○


 スペインのグラナダにあるイベリア半島最後のイスラム王朝の宮殿です。名称は〈赤いもの〉を意味するアラビア語〈アルハムラー〉に由来し、丘陵一帯の赤土を指したものといわれています。13世紀半ば頃にグラナダ王国の大守として君臨したモハメッド・アラマールの時代に創建され、その後、モハメッドの子孫により建築と造園の美を大成させました。単なる城塞ではなく、人工によって創造した泉水や緑のアーケードを配し、イスラム教の聖典コーランに描かれた天上の楽園「せせらぎがめぐる果樹園」を再現しようとした意図がうかがわれます。獅子が支える噴水を中央に置くパティオ(内庭)を馬蹄形アーチの回廊が巡るレオン宮(ライオンの内庭)がその中心に位置します。宮殿の壁は原色と金の幾何学文様や彫刻で飾られ、今なおイスラム芸術の栄華を誇っています。
 アルハンブラ宮殿は、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区と併せて、1984年11月にユネスコ(UNESCO、国際連合教育科学文化機関)の世界遺産に登録されています。

撮影 1994.5.25-26 M. HatTarsakey





サンニコラス教会から見たアルハンブラ宮殿の夜景











       









裁きの門









アラヤネス(天人花)の中庭

水鏡の技法はやがてインドのタージマハルに受け継がれます。









カルロス5世の宮殿









大使の間 天井部









至るところに細かな美しい彫刻が施されています。









宮殿から見るアルバイシン地区









ライオンの内庭









       









       









ヘネラリーフェ離宮









     









     










上空写真をGoogleマップから引用しています




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